<今号の名言>集
あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ を
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ゆ
☆ 「有-有リ」と語りかつ思惟するこそ、正当なれ。何となれば、有はあるも無はあらぬゆゑ。此を汝に吾は命ずるぞ、すべからく熟考すべし、と。けだし、まづは汝を、この[無の]探求の道より<吾は遠ざくる>ゆゑ。されどまた、吾は汝を遠ざけむ、なにひとつ知ることなき青人草 双つ頭ども うろつき歩む かの道からも。げに、そは、よるべきなき非力の かのものどもが胸にありて、導けばなり 彷徨へる思惟を。その弄ばれ運ばれゆくや 聾ぞ 盲ぞ これは、呆然として己を失ひ、ことわり知らぬ 烏合の衆。思はるるのだ このものどもには、「有ル」と「有ラヌ」は同じくして かつ同じくせず、なべてにつきて逆向きの道これあり、と。
★ パルメニデス。
☆ 優越感を持とうとすることは、劣等感を持っている証拠である。
★ 早川義夫『ぼくは本屋のおやじさん』より。
☆ 遊園地にあるものは非常に純粋な意味でのエンタテインメント。人を喜ばすためにそれは存在します。人を楽しませるために、あらゆる工夫があります。ところが、個々のものに注目すると、それらは、意外にも、悲しみや恐怖で構成されているのです。不思議ですね。ジェットコースタやお化け屋敷を思い浮かべてみると、いったい楽しさって何だろう?と考えてしまいます。苦労して、疲れ果てて、はじめて得ることができる楽しさもあります。
★ Webサイト『森博嗣の「浮遊研究室」』より。
☆ 勇気とは、恐ろしくて半分死にそうになっている時でさえ、その場に必要な行動がとれる能力である。
★ ブラッドリー。
☆ 有効性こそが正統性なのだ。
★ 小島寛之「妖魔の森の家」より。『あぶない数学』所収。前後の文脈は以下のようになっている。
☆ この方法を、論理矛盾として真っ向から非難する学者が出た。デカルトやバークリーなんかが強固な反対者だったらしい。まあ仕方ないことではある。εで割ったあと、εにゼロを代入するなど正気の数学とは思われないからだ。しかし、ニュートンたちはそんな非難もどこ吹く風だった。何と言われようと無限小解析は大きな成果を上げている。ニュートンの理論は、物理学に「力学」という新しい方法論をもたらし、天体の運動と地上の落体法則を統一的に説明してみせた。有効性こそが正統性なのだ。ニュートンやライプニッツにとって、自然とは神の暗号であり、それを解く知性は神秘の霊感にほかならない。古典的な意味での論理矛盾など平気の平左だったに違いあるまい。それだけではない。無限小解析の矛盾さえ内包する妖しい神秘性こそが、彼らの心を引きつける甘い蜜だったのだろう。もともとそういう人たちだから仕方ない。その証拠に2人とも錬金術にのめり、晩年は宗教にはまっている。ニュートンとライプニッツは“妖魔の森”の中で毒をもつ美しい花を見つけたってことだ。
☆ 有効に機能しない善意ほど哀しいものはない。
★ pooh。ブログコメント欄より。
☆ 友人がそれを必要としている時に友人のために何もしてやらないというのは恥だが、だからといって、友人のためにいいことをしてやるのは立派というほどのことではない。しかし、敵に対して復讐する機会があるのにそれを見送るということは立派なことだ。
★ プルタルコス『いかに敵から利益を得るか』より。
☆ 友人とは、あなたについてすべてのことを知っていて、それにもかかわらずあなたを好んでいる人のことである。
★ エルバード・ハーバード。
☆ 友人の果たすべき役割は、間違っているときにも味方すること。正しいときにはだれだって味方になってくれる。
★ マーク・トウェイン。
☆ 勇断なき人は事をなすこと能はず。
★ 島津斉彬。
★ UFOを語るということは、その、一個人としての体験を通じて、世界を、宇宙を語ることだ、と世界は認識していた。
★ 唐沢俊一『新・UFO入門 ── 日本人は、なぜUFOを見なくなったのか (幻冬舎新書)』より。
☆ : ゆうべのこと忘れて。 : だめだよ。日記に書いちゃった。
★ 映画『グッバイ・ガール』より。
☆ 雄弁は比類なき力と美しさを持っている。
★ デカルト『方法序説』より。
☆ ユーモアは人生の調味料。
★ 魔夜峰央『パタリロ!』より。これなんか他に出典がありそうだ。
☆ 悠々たる哉天壌。遼々たる哉古今。五尺の小躯を以って此の大をはからむとす。ホレーショの哲学竟に何等のオーソリティーに価するものぞ。万有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。我この恨を懐いて煩悶終に死を決す。既に巌頭に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし。始めて知る、大なる悲観は大なる楽観に一致するを。
★ 藤村操。明治36年、日光の華巌の滝から投身自殺した高校生。遺書の言葉。
☆ 故に学問には文字を知ること必用なれども、古来世の人の思う如く、ただ文字を読むのみをもって学問とするは大なる心得違いなり。文字は学問をするための道具にて、譬えば家を建つるに槌鋸の入用なるが如し。槌鋸は普請に欠くべからざる道具なれども、その道具の名を知るのみにて家を建つることを知らざる者は、これを大工と言うべからず。正しくこの訳にて、文字を読むことのみを知って物事の道理を弁えざる者は、これを学者と言うべからず。いわゆる論語よみの論語しらずとは即ちこれなり。我邦の古事記は諳誦すれば今日の米の相場を知らざる者は、これを世帯の学問に暗き男と言うべし。経書史類の奥義には達したれども、商売の法を心得て正しく取引をなすこと能わざる者は、これを帳合の学問に拙き人と言うべし。数年の辛苦を嘗め数百の執行金を費やして洋学は成業したれども、なおも一個私立の活計をなし得ざる者は、時勢の学問に疎き人なり。これらの人物は、ただこれを文字の問屋と言うべきのみ。その功能は飯を喰う字引きに異ならず。
★ 福沢諭吉『学問のすゝめ』より。
☆ 諭吉速報、ふたりしんだ
★ 羊毛。twitterより。
☆ 雪は天から送られた手紙である。
★ 中谷宇吉郎。
☆ 逝くものは斯くの如きか、昼夜をおかず。
★ 『論語』子 篇より。
☆ ユダヤ、ユダヤ人は、相変わらず地球上の他者のままである。
★ 中沢新一『思想【ユダヤ及びユダヤ人】』より。僕らはカルチャー探偵団編『知的人類のための現代用語集』所収。ユダヤ人と言えぱ『インテリ大戦争 ── 知的俗物どもへの宣戦布告』で呉智英がこんな“論証”をしている。
☆ 〔論証事項〕
ユダヤ人というものは実体ではなく概念であることを論証せよ。
〔論証〕
(1)ユダヤ人たちは1948年、イスラエルを建国した。全世界からユダヤ人が集まって来て、そして驚いた。なぜなら、集まって来た人々の中に、1人として<ユダヤ人>はいなかったからである。いたのは、自らユダヤ人と思い、他人もユダヤ人と思っていた白人・黄人・黒人なのであった。
∵イスラエル滅亡以来二千数百年、世界中に散ってなお<ユダヤ人>であることなどありえないからである。
(2)<ユダヤ人>であること、つまり、黒い髪、黒い瞳、ワシ鼻、褐色の肌、これらの特徴をそなえた人、それは、なんとアラブ人なのである。
よって、ユダヤ人というものは概念であることを論証した。Q.E.D.
〔論証事項2〕
前項論証の反面事項として、非ユダヤ人も観念であることを論証せよ。
〔論証〕
非ユダヤ人=キリスト教徒があがめるキリスト自身がユダヤ人であることは聖書によって確認しうる。そして、世界中のいかなるキリスト像にも、黒い髪、厚い唇、ワシ鼻、狡猾そうな瞳でゼニ勘定するキリストなど描かれたことはない。
よって、非ユダヤ人も観念であることを論証した。Q.E.D.
☆ ゆっくり映画を見たい人はいるが、ゆっくり待ちたい人はいない。
★ 泉田豊彦『泉田豊彦のマーケティング名語録』より。
☆ 由美かおるは日本のセックスシンボルだと胸を張って言える自分になれ。
★ 長井秀和『デブはダイエット飲料だと3倍の量を飲む』より。
☆ 夢が失われていたって、実はそれほど悲しくはない。それは絶望じゃなくてむしろ希望なんだと思う。そして、絶望を希望に変えるのは想像力だ。
★ 菊池誠『科学と神秘のあいだ』より。
☆ ゆめ自分で自分の悪口を言うなかれ。そのことなら君の友がいつも話題にしている。
★ タレーラン。
☆ 夢に日付をつけることができました。
★ 星野仙一。2003年、阪神のリーグ優勝直後のインタビュー。
☆ 夢はなにかと言われても
さあね、としか答えようがない
悪いね、ちょっと急いでるんだ
★ 吉田拓郎「夢を語るには」の歌詩。岡本おさみ作。
☆ 夢は見るべし でっかい夢を
夢を見すぎて死んだ奴ァいないよ
★ クレイジー・キャッツ「ハイウェイギンギラマーチ」の歌詩。作詞は田波靖男。
☆ 夢は夢としてどんな夢を持ってもいいけれど、どの夢がかなわない夢なのかくらいは知っておいたほうがいい。
★ 菊池誠『科学と神秘のあいだ』より。
☆ 夢ほどリアルなものはない。夢が、いまのきみと、きみがなりたいと思っているきみをつなぐ。
★ トム・クランシー。ボー・バウマン編『人生でいちばん大事なこと』より。この本は13歳の男の子がたくさんの有名人に「人生でいちばん大事なことは何ですか?」と質問し、それに返ってきた答えを集めたもの。
☆ : 夢物語は抜きにしてくれ。 : いいえ、夢が人を動かすものですから、これが深く現実にかかわってきます。
★ 新羽精之『幻の馬は遙かなる邪馬台に』より。
☆ 夢や希望ではなくロマンと云うところに現実からの逃げ口上が感じられる。
★ 麻耶雄嵩『あいにくの雨で』より。
◎ 夢を生きる。
★ 河合隼雄。
☆ 夢を見ている者はそれが夢なのだと認識出来ない。あなたを取り囲む世界がまやかしである可能性は、そうでない可能性を同じだけあるのです。
★ 京極夏彦『塗仏の宴 宴の始末』より。
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