<今号の名言>集


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赤色のマーク(など)が最終更新分です。










さあ! 世界平和のために今夜も残業だ!!

  ★ しりあがり寿『少年マーケッター五郎』より。

最悪の失敗とは、失敗のあとで結果的によりよくなるような対処法を見つけられないことだ。わたしたちは、よりよくなる対処法を「すばらしい最終章の執筆」と呼んでいる。どんな失敗も、起きてしまったものは仕方がない。当然のことながら、失敗について知りたがる人がいれば、全部筒抜けになることも予想できる。起きたことは消せはしないが、少なくとも続きの物語はわたしたちが望むような結末を迎えるように、最後のエピソードを書き加えることはできる。失敗を前向きな物に変えられるのである。
 最終章には、創造性、丁寧さ、寛大さ、そして誠意をもりこまなければならない。失敗を起こしたのがお客様であっても、すばらしい最終章を執筆してさしあげるべきだ。

  ★ ダニー・マイヤー『おもてなしの天才』より。

犀川だって、子供の頃には人並みに、科学雑誌などに掲載されている鉄道模型、ラジコン飛行機、無線機、天体望遠鏡、昆虫や化石の標本、高性能カメラ、エトセトラ……、といったアイテムに、目を輝かせる少年だった。いつの頃から、その指向が失われたのだろう。それに替わる、それを追い出した新しい指向とは、何か……? 否、失われても、追い出されてもいない、と思う。形を変えただけだ。それを「失った」と認識する精神に問題がある。

  ★ 森博嗣『数奇にして模型』より。

猜疑心は、成りあがり者の持前である。

  ★ 吉川英治『三国志』より。

「最近あたしの顔、ちょっと落ちたかしらん」と思ったら、男を替えりゃいいんだよ。

  ★ 荒木経惟『いい顔してる人』より。

最近勝ち組とか負け組とか流行っているけど、スタート切っているかどうかがぼくは大事だと思うけどね。

  ★ 矢沢永吉。

最近気づくことは、私のアメリカ人の友人のなかに、日本の若い世代が恐くなくなった、という人が増えたことだ。戦後、日本が復興していった時、民主化とか経済成長とか、その表われは戦前と180度変わったとしても、昔のガッツを持ったサムライがいっぱいいて、これはかなわないと思っていたという。そして、アメリカ人は物資的な豊かさのなかでウツツを抜かす若者が増え、フロンティア・スピリットを失い、わけがわからなくなっていたと。ところが最近では、アメリカはベトナムや中南米、中近東で苦労したので、日本の若い世代が素直で頭が良くなった代わりに迫力がなくなってきたのに対し、アメリカのなかにかえってガッツのある若者が増えてきたという。

  ★ 石井和紘『日本建築の再生 ── ポスト・アメリカンへ (中公新書 (762))』より。

最近は「飾りでもいいじゃないか涙なんて」という気分。

  ★ 井上陽水。Webサイト「The art of Yosui」より。「飾りじゃないのよ涙は」についてのコメント。

最低の1人というお客さんを相手に演じた時があり、1人というのはやりにくく、それもはじっこにいた時は困った。せいぜいお客さんは3人は欲しいものだ。

  ★ 立川談志『現代落語論 ― 笑わないで下さい』より。談志ですらそんな時期はあった。

最近もそういうことをしている人もいるんだろうけど、基本的には少なくなってるんじゃないかなと思ったり。携帯とかポケベルとかあるしね。まあ、ラブレターの効果、効能をみなさんもう一度検討してみて下さい(笑)。相手の気持ちがいつでも取り出して見れるという恐ろしい世界が(笑)。恐いけど、恐いと同時にね、そういうことが全然残らない人生を想像してごらん。気に病むことはなくなるかも知れないけど、きっとパサパサした人生だと思うよ(笑)。これはもう大事なところで、苦労を避けていくとパサパサするという。いい話だねえ(笑)。

  ★ 井上陽水。Webサイト「The art of Yosui」より。

最高の復讐はいい人生をおくることである。

  ★ ケヴィン・シムズ。ボー・バウマン編『人生でいちばん大事なこと』より。この本は13歳の男の子がたくさんの有名人に「人生でいちばん大事なことは何ですか?」と質問し、それに返ってきた答えを集めたもの。

最後に勝利をつかむには、敗北を認めて後退する時期を心得ていることが肝要だ。

  ★ トム・ピーターズ。

最後の炎は最も長く、最後の溜息は、最も深いものである。

  ★ オルテガ『大衆の反逆』より。

妻子ある人を愛したんじゃありません。愛した人にたまたま妻子があっただけよ。

  ★ 樋口可南子。

最終学歴の違っている者同士は卒業後はつき合わない。これは我々の世代の礼儀のようなものだ。

  ★ 小田嶋隆『我が心はICにあらず』より。

最終指令“自爆せよ”

  ★ 頭脳警察の曲の題名。『歓喜の歌』収録。

災難に遭ふ時節には災難に遭ふがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候。

  ★ 良寛。曹洞宗の僧。

最大の危機における個人の正しい行動とは、個人の存続ではなくて、誇りに基づいていなければならない。だからこそ、船長はかれの船とともに沈んでいき、“番兵は死ぬが降服はしない”んだ。死すべき何物をも持たない人間は、生きるべき何物をも持っていないんだ。

  ★ ハインライン『落日の彼方に向けて』より。

災難に遭遇しないのが最上の幸運なのに、人はこれを普通のこととし、災難に遭って奇跡的に助かると、非常な幸運とする。

  ★ 海音寺潮五郎『孫子』より。

災難には次の2種あり。すなわち、自分の身に振りかかる不幸と他人を訪れる幸福とである。

  ★ アンブロ-ズ・ビアス『悪魔の辞典』より。これを含む定義全てを引用すると、

【災難(CALAMITY)】 この世の中のできごとは、われわれ人力の及ばざるところにあるということを、並みはずれた方法にて明瞭かつまぎれなく思い出させてくれるもの。災難には次の2種あり。すなわち、自分の身に振りかかる不幸と他人を訪れる幸福とである。

となっている。

才能が終わると形式が始まる。

  ★ リーベルマン。

裁判の内容についての立証責任は被告側ではなく、原告側・検察側にあるというのは近代における法定の常識だからである。特に刑事裁判では、本当に裁かれているのは被告人ではなく検察側の主張なのである。

  ★ 原田実『幻想の荒覇吐秘史』より。

魚だって、鳥だって殺されるより生きてる方が楽にまってる。

  ★ 夏目漱石『坊っちゃん』より。

魚は頭から喰えって言うけどよ、どこが頭だ? 顔はあるよ、ここに。どこが頭だ?

  ★ 永六輔『一般人名語録』より。

作品がいとも簡単に僕の頭に思い浮かぶ、みたいに言う人たちは間違っている。保証するけど、親愛なる君、僕ほど時間と思考を作曲に注いでいる者は誰もいない。有名作曲家の作品で僕が何度も繰り返してこつこつと研究しなかったものはないよ……。

  ★ W.A.モーツァルト。友人に送った手紙より。

桜の花が咲いたら、桜の幹を軽くぽんぽんと叩いてやると、桜がふるふるふるっと笑いよる。

  ★ 佐野藤右衛門『櫻よ』より。

桜は野山に咲いている時は輝いているけれど、部屋に挿した時は、とても野山にいる時の凝集感が出せない花だと言うことができると思います。ですから、どの花より生けるのが難しい。

  ★ 安達瞳子。佐野藤右衛門『櫻よ』より。

鮭缶はおつまみ感覚で食べてはいけない。鮭缶はあくまでもディナー。缶から取り出した鮭を大根おろしで増量して、醤油を落とし、缶に残った煮汁を加える。そして、あつーいご飯にのっけて、一気にかき込む。あー、こんなに、旨いものは、この世にはないと言いたい。
鮭缶は、やっぱり、あけぼの?
そうですね。あけぼのの鮭缶には、王者の風格があります。
あ、私、中骨入っていました。
それは、当たりです。

  ★ 荒俣宏。「魅惑の「缶詰晩餐会」へようこそ!」より。『dancyu』2006.04号所収。

些末な話で頭を悩ますくらいなら、質問すればいいんですよ。「質問」という簡単な手続きを忘れてませんか?

  ★ 菊池誠。ブログ『kikulog』より。

さすがケータイストラップ輪ゴムなだけある。

  ★ シャンプーハット。

挫折感も味わえないような青春を、青春と言えるでしょうか?

  ★ カルメン・マキ。Webサイト『カルメン・マキ公式サイト』より。

サッカーも人生も、あまり勝利に酔いしれている時間はない。

  ★ ドゥンガ。

さっきの海原さんの言葉を単なるののしりと思うか、心からの忠告と取るか……それによって山岡さん、あんた、大きくも小さくもなるで。

  ★ 雁屋哲原作・花咲アキラ作画『美味しんぼ』より。

昨今の、無添加こそ最高に安心、と言った対自然界の一員として生きようとする人類の考えとしてはあまりにも無謀な思想が反映している状況に私は改めて大きな疑問を抱いている。

  ★ 長村洋一「「ヤマザキパンはなぜカビないか」論に見る一般人に対する騙し行為」(pdf)より。

 昨今は『エヴァンゲリオン』のせいで「アダルトチルドレン」やら「トラウマ」やらと言う言葉が世間に満ち満ちていてげんなりとしてしまいます。
 実際問題としては「トラウマがあるから精神的障害が起こる」というよりは「精神障害を説明する理論が今のところトラウマに関するものしかない」程度のものなんです。二言目には「トラウマ」と言っちゃうのは、「トラウマ」という概念が役に立つからではなく、単に実は精神医学の知見が貧弱なだけなんです。巷で「トラウマ」とか口にする人はそういう背景を把握しているんだろうか。

  ★ 石田翼。「黒木のなんでも掲示板」より。

雑用がいくつもあると、時間ができても雑用探しちゃうんだよね。

  ★ N。

定めなんか……こんな定めなんか、持って生まれた覚えはない。

  ★ 門倉有希「幕間-まくあい-」の歌詩。作詞は浜圭介。

作家は自分の仕事を、褒めて欲しいのと同じくらいの激しさで、けなして欲しいと願っている。きちんとけなしてくれる人の言葉でなくては、褒めてもらった時にほんとうに信じて喜ぶことができないからである。褒め言葉が激励になるのは、けなす言葉あるからこそで、誰もけなしてくれなくなった作家は、誰も褒めてくれない作家よりはるかに孤独なのである。

  ★ 西岡文彦『編集的発想 ── 「知とイメージ」をレイアウトする』より。

殺人者が死刑にならないのなら、そいつを殺しても死刑にならない理屈である。

  ★ 星新一『進化した猿たち』より。

雑草という草はありません。草にはみんな名前があります。

  ★ 昭和天皇の言といわれている。

さて、今日は久々に家のフトンで寝るぞ!! うりゃっ。

  ★ super-parano。

 さて、例のT大生の心中にはもう1つの側面がある。
 心中を計った2人は情報科学科に学ぶ学生だったのである。
 当然、各紙の見出しには「待ってました」とばかりに「パソコン世代」「デジタル」といったような術語が踊った。
 記者としても過疎の村の一家心中を書くときよりはペンに力がこもるのだろう。
 実際には採用されなかったが「T大カップル、オーバーフロー」「ハッカー、自らをデリート」「恋のイリガルファンクションコール」ぐらいの見出しは、整理部のデスクでは検討されたと、私は思う。
 ともかくこの事件を扱った各紙の記事に「リセットボタンを押すみたいに簡単に……」といったような論調が露骨にうかがえたのは事実だ。
 言うまでもないことだが、人間にはリセットボタンはない。
 RAMも拡張できないしコマンドリピートもきかない。
 だからといって、コンピュータ関係者が、ちょっとしたトラブルを持ちこたえられない人々であるといったような短絡が可能なものだろうか。
 可能だ。
 事実、新聞は見事に短絡してみせた。
 デジタル世代のエリートたちの心中。
 報道というのは別の言葉でいえば短絡なのだ。

  ★ 小田嶋隆『我が心はICにあらず』より。

悟りとは悟らで悟る悟りなり 悟る悟りは夢の悟りぞ。

  ★ 出所不明。古い歌だそうだけど。

さびしくないの?
……! 人がみんな自分と同じあまったれだと思うなよ。

  ★ 萩尾望都『トーマの心臓』より。

差別化は革新的であるべきだが、社会的にも受け入れられなければならない。奔放さはよいが無鉄砲では困る。大胆ではあるべきだが、バカでは困る。

  ★ ジョン・スポールストラ『エスキモーが氷を買うとき ── 奇跡のマーケティング』より。

差別を防ぐことができるのは知識だけだ。

  ★ 菊地誠。

作法は形だけで成り立つもの。形骸化していようとも疑わなければ有効なのです。

  ★ 京極夏彦『陰摩羅鬼の瑕』より。

作法は作法そのものが形骸化して自己目的化しない限りにおいては、それなりの合理性もある。

  ★ 出所不明。

サミットの目的は成果を出すことではなく、官僚に成果を出させるための枠組みづくりにある。

  ★ ウィリアム・ブリーア。戦略国際研究センター日本専門家。雑誌『Newsweek』2001.07.25より。

寒い目にあって散々苦労をして、こんな雪の研究なんかをしても、さてそれが一体何かの役に立つのかといわれれば、本当のところはまだ自分にも何ら確信はない。しかし面白ことは随分面白いと自分では思っている。世の中には面白くさえないものも沢山あるのだから、こんな研究も1つくらいあっても良いだろうと自ら慰めている次第である。

  ★ 中谷宇吉郎『中谷宇吉郎随筆集』より。

さめた目で見て、飾りたてた言葉を並べる。そんな歌だけが感じる歌じゃないだろう。

  ★ 桑田佳祐。

さようならHELLOWEEN。あなた達の作った名曲だけは忘れません。

  ★ 西康弘。雑誌『BURRN!』投稿より。注)HELL0WEEN=ドイツのHMバンド。バンド創立者であるギタリストの脱退を機に音楽性をガラリと変えた。ここで言う「名曲」とはそのギタリスト脱退前の曲。なお、10月30日のハロウィンのスペルはHalloween。このバンド名は、これとドイツ語「hell(明るい)」とをくっつけたもの。

さよならは何かを始める勇気さ

  ★ ピカソ「明日の風」の歌詩。

サラダ味ってつまるところ、何味なんでしょ?

  ★ 田上よしえ。

されど、旅人は寂しくありません。……寂しいのは、見送る側の方です。

  ★ NHKのTVドラマ『一絃の琴』より。

3. 1 4
1592
6 5
3 5
897 9
3 2
3846
2
産医師 異国に 向こう、 産後 厄なく、 産婦 御社

64
3 3
832 7 9
5 0 2 8
8 4 1 9 7
さんざん 闇に 鳴く、 ご礼には 早よ行くな

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6
3
9 9 3 7
5
1 0
ひと
むく
さん
くみな
いれ

  ★ 円周率の覚え方。『ひえたろう』で紹介した時は何のこっちゃわからんかっただろうけども、実はこういう深い(?)意味があったのだ。他にも、

3.
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4
1
5 9 2
6 5 3
5 8 9
7 9
一つ一つ生くに無意味いわく無く

3
2 3
8
4 6
2 6 4
3
3
83
2
7 9
ふみ読む似ろよさんざん啼く

なんてのがある。

山陰本線の特急に乗ったら、小さな駅ですれちがいのため、5分停車しますって言うんだよ。特急でそうだぜ、山陰本線て、とても優しいなァと思ったよ。特急なのに、道をゆずるってとこがさ、優しいよなァ。

  ★ 永六輔『無名人名語録』より。

三月の 甘納豆の うふふふふ

  ★ 坪内稔典。

産業革命は、工場での量産という、それまで人間の知らなかった生産システムをもたらした。ところが、これらの新奇な生産品にまとわせるべき意匠のボキャブラリーとして、人々が思い当たるのは、旧来の美術工芸品の様式しかなかった。
 かくして、大理石の彫刻を模倣した鉄製の装飾、豪華な刺繍を模倣して紙に印刷された文様等々、本来の美学も象徴的な意味の剥奪された薄っぺらでおざなりな意匠が、工業生産品の表層を覆い始めるのである。工業生産というまったく新しい生産手段は、それに呼応する美学を持たなかったがゆえに、意匠を限りなく形骸化していくことになった。
 こうした近代技術による伝統様式の模倣ではなく、産業化時代にふさわしい、新しい美意識と方法論を求めて誕生した運動が、ドイツ工作連盟でありバウハウスだったのである。

  ★ 西岡文彦『デザインの読み方 ── デザインの見方・見どころ・考え方がひと目で理解できる完全見取図』より。

懺悔をするのは、何かを放棄してしまいたいからだ。

  ★ エロール・モリス。『THE BIG ISSUE JAPAN』より。

サンゴ礁とか、原生林とか、ネ、残っている自然があるじゃない、ネ。それをまとめて皇室のものにすればさ、そうすれば、企業も手がつけられないと思うんだ、ネ、ネ、思うだろ。

  ★ 永六輔『一般人名語録』より。

30年以上、世の中で一番好きな食べ物はうどんだと思い込んでいたんだけど実は肉まんなのかもしれない

  ★ Ada。twitterより。

30年も 夫婦いっしょにいて、昨日初めてうちの亭主ひとが毎晩お酒を飲んで帰ってくるのが判ったの。
……?……
昨日初めて素面しらふで帰ってきたの。

  ★ 立川談志『家元を笑わせろ!』より。

30までに結婚すればいいっていう人がいるけど、30まで地球があると思ったら大間違いだよ。

  ★ リリー・フランキー。Webサイト『テレビ・ラジオ・芸能1000ネタ大行進』より。

山川草木悉皆成仏、山川国土悉有仏性。

  ★ 『涅槃経』より。

「サンタクロースをいつまで信じてた?」なんてふざけるな! いつからいなくなったんだよ!? いいか? サンタの心を受け継いで、これからは君たちがサンタになるんだよ。「サンタなんか実際いないよ」なんてことを、まるで自分が知識人?常識人であるふうに言う奴には、正面から向かって目を見て言ってやれ。「俺がサンタだ!」「私がサンタなんだ!」と。みんなサンタになろうよ。でかい、でかいサンタになれ。

  ★ 島本和彦。

山頂なんて だれかが行けばいいのさ
ホラごらん ふ・も・と・では こんなに

  ★ パール兄弟「バカボンのBACK YOU」の歌詩。サエキけんぞう作詞。

残念なことに、私たち検察官は、一般市民は皆犯罪者と同じであると教えられます。一般市民と犯罪者との違いは、犯罪を実行したかどうかという点だけなのです。

  ★ 今野敏『蓬莱』より。

さんまは蒲焼にすると予想以上に旨い。
さんまの蒲焼の缶詰は、ちょうした、ですか。
さんまの蒲焼缶詰界という業界が存在するならば、ちょうしたは一流ブランドです。さんまの蒲焼を缶詰で食べるなら、ちょうしたに限ると言ってもいい。

  ★ 荒俣宏。「魅惑の「缶詰晩餐会」へようこそ!」より。『dancyu』2006.04号所収。

3メートルしか歩けなかった人が、100メートル歩いたら、それはエベレストに登ったことと同じかもしれない。人にはそれぞれの山頂がある。神はそれを個別に見守る役である。もし神がなかったら、100メートルしか歩けない人は死ぬまで一人前でないことになる。しかし神の評価で見ると、その人は最高の登山者なのだ。

  ★ 曽野綾子『今日をありがとう ── 人生にひるまない365日の言葉』より。


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