<今号の名言>集


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赤色のマーク(など)が最終更新分です。










なあ、なぜサッカーボールが丸い形をしてるか知ってるかね?

 ゴールキーパーが掴みやすいように?

 違うね。

 片時も静止しないでいるためにだよ。

  ★ 小田嶋隆。Web日記「偉愚庵亭日乗」より。

なあ、ねえちゃん、言っておくぞ。あんたがセクシーなのは魅力的だからじゃない。ただ露出面積が多いってだけで、それは魅力とは別のものだ。

  ★ 小田嶋隆。Web日記「偉愚庵亭日乗」より。

泣いた拍子に覚めたが悔しい 夢と知ったら泣かぬのに

  ★ 都々逸。

泣いたらおしまいだ。自分より強い奴に、涙を見せたら、それで終わりだ自分の気持ちとは無関係にそれは哀願になってしまう。

  ★ 村上龍『69 sixty nine』より。

泣いたり笑ったりおこったり。彼の感情はすなおでぜいたくだ。

  ★ 萩尾望都『トーマの心臓』より。

内容のない人間とつきあっているのは、その人自身の能力のなさをしめしているというのがわたしの考えです。そんな人とは手を切れと言いたいです。手を切ると先がたいへんだと思うのは、その人の能力の限界です。たとえば、そういう人が上司であった場合、その人の部下に甘んじているということ自体が、その人の能力の限界をしめしていると思います。

  ★ 利根川進『私の脳科学講義』より。

長い間弁護士をしてきて1つの傾向というものがあるのではないかと考えています。それは、子を亡くして親が残る事件というのは親は最後までとことんやるんですね。ところが、子供とか嫁さんというのは、実際は相続権があるのにさほど懸命にならないことが多々あります。

  ★ 中坊公平『中坊公平・私の事件簿』より。

長生きできるならしろッ。

  ★ 手塚治虫『火の鳥 黎明編』より。

中川五郎さんのポームページ徒然(1月17日付)に、金子光晴の詩『愛情69』が載っていた。いいと思うものが人と同じだと嬉しい。五郎ちゃんが女の子だったらいいのにね。

  ★ 早川義夫公式Webサイトの「日記」より。

(1年以上にも及ぶ検察との闘いは)長くもあり、短くもありました。無実であることは自分がいちばん知っていましたが、早い段階で周囲の人が「信じている」と言ってくれたことは大きかった

  ★ 村木厚子。『週刊朝日』「談」「インタビュー 村木厚子元局長 夫に送った「たいほ」の3字」より。

仲直りなんてしない方が得だよ。もう二度と喧嘩しないで済むんだからさ。

  ★ 森博嗣『数奇にして模型』より。

なかなかしあわせなものって、作品として難しい。この1曲を聴けばすごい幸せになるというか、すごい幸福感を人に感じさせられるというのは、それがいちばん素晴らしいことなのだろうけど、いちばん難しい。泣かす、空しくさせるとかは、わりあい簡単なのに。

  ★ 井上陽水『綺麗ごとClick Here!』より。

なかには、いろいろなことをやり、落語と二筋道では、落語にたいして失礼だと、古風にも噺家をやめるケースもある。何をいうのか、とわたしはいいたい。馬鹿なことをいってはいけない。大丈夫だ、絶対に大丈夫だ。二足の草鞋と人はいうが、同じ芸の道だ。他の芸ができないくらいで、他のことをやったら本業がダメになるくらいの芸人は、何をやってもダメなはずだとわたしは信じている。

  ★ 立川談志『現代落語論 ― 笑わないで下さい』より。

「なかま」「ともだち」という概念は、「はずれ」という言葉を付け加えないで「なかま」といっただけでも、「なかまでないもの」を含んでいる。

  ★ 安野光雅『算私語録その3』より。

中村さんは経験に執着する。そしてその経験とは、次に同じ失敗をしないための経験ではなく、次に同じ失敗をしても、またもう一度立ち直るための経験なのである。

  ★ 『日経クリック』より。中村うさぎ『ダメな女と呼んでくれ』の書評。

流れ者だって生きるには洗面道具がいる。

  ★ 矢作俊彦・大友克洋『気分はもう戦争』より。

流れる濁流。おびえる市民。降り続ける豪雨。増えるワカメ。

  ★ 宝珠山きのこ@mame。twitterより。

泣き言なんか聞きたかないね。何とかしな。

  ★ 映画『天空の城ラピュタ』より。

泣きたい時、笑え。

  ★ 寺沢武一『コブラ』の単行本(何巻目だったかは忘れた。)のカバーに付いてた作者の言葉。

泣きまねの練習をするなんて
くだらない女の子に
なるなんて
思わなかったなぁ

  ★ サマー『姉ちゃんの詩集』より。

泣くほどの こともないまま 終わる恋

  ★ 『スポーツニッポン』エロ記事より。

名古屋にいると面白いことがあるんですよ。団体のバスが来るでしょう。5台来るとすると、5番が先頭になっているのが関西のバス、1番が先頭になっているのが関東のバスなんです。もちろん、関西のほうが合理的ですよ。何台来るかというのが先頭のバスでわかりますからね。

  ★ 永六輔『無名人名語録』より。

情けねえな。カッコばっか1人前になりやがって、頭はカラッポ、からきしイクジがねえときてる、そのくせ、口と他人を当てにすることだけは10人前だ。

  ★ テレビドラマ『傷だらけの天使』より。

国民的感情ナショナリティの起こりは時代的に見た場合、ロマン主義の最初の徴候の1つであり、それは18世紀の末である。

  ★ オルテガ『大衆の反逆』より。

成すことは必ずしも困難ではない。が、欲することは常に困難である。少なくとも成すに足ることを欲するのは。彼らの大小を知らんとするものは彼らの成したことにより、彼らの成さんとしたことを見なければならぬ。

  ★ 芥川龍之介『侏儒の言葉Click Here!』より。

なぜ男どもはああまでカレーに固執するのか。女子大生は意味不明の名前のついたケーキを出す店の情報に大金をつぎこみ、男どもは伝説のカレーとラーメンの店を求めて今日もさまよい歩く。

  ★ とり・みき『とり・みきの大雑貨事典』より。

なぜ「怪婆」は、高速で疾走するのが好きなのであろうか。

  ★ 何何何?『現代伝説考 ---恐怖と願望のフォークロア---』より。

なぜなら、絶望というのは、自分自身によって自分自身に対して為される、最悪の裏切りだからだ。

  ★ 小田嶋隆。Web日記「偉愚庵亭日乗」より。

為せば成る、為さねば成らぬ成る業を、成らぬと捨つる人のはかなき。

  ★ 武田信玄。

為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

  は上杉鷹山。

なぜ美人はくだらない男としか結婚しないのか。

  ★ サマセット・モーム。この後、「賢い男は美人と結婚しないからさ」と続く。

何故、私に結婚を申し込まないの。今なら、あなたが無名の時に結婚したんだって威張れるわ。

  ★ 映画『百舌鳥』より。

謎とは知らないこと。不思議とは誤った認識。

  ★ 京極夏彦『陰摩羅鬼の瑕』より。

 な、ツネよ。
 本当のことを言うぞ。
 びっくりしないでくれ。
 キミの尿漏れパンツの湿り具合いに興味を持っているのは、キミだけだ。
 どうだい?
 意外だろ?
 でも、本当のことなんだよ、これは。
 痛ましいことに。

  ★ 小田嶋隆『偉愚庵亭日乗』より。

夏の女 のそりと坂に 立っていて 肉透けるまで 人恋うらしき

  ★ 佐佐木幸網。

撫子の なほその上に 紅さして

  ★ 泉鏡花。『なんでも鑑定団』に鑑定に出された書より。

 70年安保が非常に象徴的だと思うのは、設計者は思想ではなく技術をPRするだけだったのと、設計者が前面に出てきて1つの社会運動をやった最後だったと。プロデューサー丹下健三というのはこれ以後消え、電通やゼネコンにとって代わるんです。
 設計者たちが理念というものをつなぎながら技術をと訴えたが、技術の時代になるとそれは設計者の手を越えた大きなモノになって離れてしまい、ゼネコン、広告代理店とかに移ってしまった。設計者が先頭に立ってリードしていく時代は終わってしまったというのが、70年代というのでなかったかと思います。

  ★ 宮脇檀。『建築ジャーナル』対談「建築運動の可能性」より。建築家。

70年代末に言われ始めた「地方の時代」とは、基本的には、地方の都市化ということにほかならない。

  ★ 桜井哲夫『ことばを失った若者たち』より。

何言ってんだ。ナンバーワンになったら、そりゃオンリーワンってことだろ?

  ★ 如是我聞。

何が起こるかわからないから明日を夢見ることができる。

  ★ NHKドラマ『ひらり』より。

何か起こるのではないかと云う予感は何も起きていないと云う現実に打ち勝てはしない。生きて行くことは生きて居ることの中に簡単に融解してしまうものなのだ。

  ★ 京極夏彦『陰摩羅鬼の瑕』より。

なにかが足りないと思い、なにかを増やす。これが間違いのもとだった。足りないのではなく、よけいなものが多いのだ。

  ★ 早川義夫『ぼくは本屋のおやじさん』より。

何か作られたものに一本化しようとする。そうじゃないものを排除しようとする。そういうのって、一言でいうと「貧乏」。

  ★ 森博嗣『すべてがEになる』より。

何かに悩んでいる人は、解決策を知らないのではなく、最良の解決策を面倒でしたくないだけだ。

  ★ 森博嗣『臨機応答・変問自在』より。

なに……金にならんことのために動ける若さは嫌いじゃない……。だがな……5年後にも同じ事してなかったら……アンタ……ニセモノだぜ。

  ★ 佐藤秀峰『ブラックジャックによろしく』より。

何かの理由でどうしても読まねばならぬと思って読む本は、けっして諸君の友達にはならない。

  ★ ホゥウェルズ。

なにかを知りたいからこそ読んでいるはずの本が、逆に、世の中にはなんと自分の知らないことがたくさんあるのかということを思い知らせずにはおかない。こんな残酷なことがあるだろうか。知識を求める者であるとはいえ、こうも立て続けにその無知を指摘され続けてしまっては、ダメージを受けるなというほうが無理な相談である。

  ★ 西岡文彦『図解発想法 ── 知的ダイアグラムの技術』より。

なに? 考えすぎだあ? 考えすぎない人間には、今の世界なんか何も見えやしない。わかりやすいものほど危なっかしいのだ、ということに気がつきやしない。

  ★ 山崎浩一。小田嶋隆『我が心はICにあらず』には次のような言葉がある。

ふん。考えすぎない奴に本当のことはわからない。

何かを諦める瞬間の繰り返し……。その蓄積が、大人になることと同義だ。

  ★ 森博嗣『有限と微小のパン』より。

何かを言い過ぎたような気がして後悔する。言葉に助けられることはいっぱいあるのに、いつも言葉で失敗する。

  ★ 早川義夫。Webサイト『早川義夫公式サイト』より。

何かを棄てた時、はじめて、そう思う。何かを得た時にそう思うのではなく、何かを棄てた時にそう思う。自分が強い人間になれたような気がする。

  ★ 早川義夫『ぼくは本屋のおやじさん』より。

何かを作るバネは憂鬱でしかないと思ってます。

  ★ 森田童子。


何かをやりつづけるということは何かをすてつづけなければならないのです。

  ★ 早川義夫『ラブ・ゼネレーション』より。

なにごとも、できるだけ単純であるほうがいいが、単純化はよくない。

  ★ アルバート・アインシュタイン。クリストファー・チャブリス+ダニエル・シモンズ『錯覚の科学』より。

「何食べる?」 何があるのか 先に言え

  ★ 心のつぶやき。サラリーマン川柳より。

何も期待しない者は幸いである。落胆することがないから。

  ★ フランクリン。

何も分かってない! これは“封鎖”ではない。これは“言語”だ! 世界が初めて知る言語だ。大統領がこれでフルシチョフと会話してるのだ!

  ★ 映画『13デイズ』より。キューバ危機での海上封鎖のシーン。

何故に闇を恐れる? 生きていること自体が既に“お先真っ暗”だというのに。

  ★ 上遠野浩平『ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーター part1』より。

なによりも私が不可解に思ったのは、宮崎君が、犯行そのものもさることながら、その性格や生活の仕方を非難されていた点だ。彼の犯行をひとまず置けば、こういうところを攻撃されて、無事で済む人間はほとんどいない
 友だちがいないということ、2年間で300万円をビデオに費やしたこと、暗い性格であるということ、コンプレックスを抱いていること……果たしてこれらは、非難されるべきことだろうか。仮に、彼がロリータ趣味を持っていて、そういうアニメやビデオを集めていたのだとしても、それ自体が犯罪だというのだろうか。

  ★ 小田嶋隆『パソコンゲーマーは眠らない』より。

何を書けばいいかわかってるのがよいプログラマ。何を書き直せば(そして使い回せば)いいかわかってるのが、すごいプログラマ。

  ★ エリック・S・レイモンド『伽藍とバザール』より。

「何をがんばって何をがんばらないか」は自分で決めるしかない。そのプロセスを「人生」と呼ぶ、くらいのものかもしれない。

  ★ 山崎浩一「地球あちこちサッカー漂流」より。

何をしてるんだい?
ボラを釣ってるんだ。
釣れたかい?
まだだ。
なら、なんで“ボラを釣ってる”ってわかるんだい。

  ★ 立川談志『家元を笑わせろ!』より。

なにを捨て、なにを拾うか、その選択こそが、書物から人生までの創造性を決定するのである。

  ★ 西岡文彦『編集的発想 ── 「知とイメージ」をレイアウトする』より。

何を飲んでいますか。
もう1杯という名前のお酒よ。

  ★ 映画『嵐の中の青春』より。

なにをやったらいいのか、さっぱりわからん。催眠術をかけて、おれ自身に聞いてみてくれ。

  ★ 星新一『できそこない博物館』より。

鍋物の真骨頂は、あの湯気である。湯気ごしにほの見える誰かれの笑顔である。何も大枚をはたいて高価な奇魚珍魚を買い求める必要はない。豚コマを買ってこよう。それと、白菜では栄養がないから、水菜やホウレン草などの青菜をドッサリ仕入れたい。豆腐やチクワも忘れずに。ただし何かを買い忘れた悔しさも鍋の味つけのうちだと考えたい。

  ★ 中島らも『啓蒙かまぼこ新聞』より。

名前があるからこだわってしまうんだ。時間ときを超えて、瞬間に生きるんだ!!

  ★ 岡本太郎。某CMでの言葉

名前が気になるってことは、やっぱり曲が悪いんだよ。

  ★ 長谷川智大「なぜ、南瓜ハロウィンは腐ったのか?」より。雑誌『炎』所収。

生演奏を披露したミュージシャンの中では、ローリング・ストーンズとユーリズミックス、それからサンタナが頑張っていた。うん。ロックは還暦のための音楽になってきたってわけだ。たぶん、立ち位置としては、テレビ東京の「演歌の花道」みたいなポイント。すなわち崖っぷち。

  ★ 小田嶋隆。ブログ『偉愚庵亭憮録』より。

生首のごとく月下のメロン抱く

  ★ 泉田秋硯。

ナマって東京弁を話すことが、田舎臭いというイメージを人々に抱かせた。だがTVに出演する人々がもっと方言を話せば、方言の感情豊かなことが理解されただろう。高田みづえがTVで話した奄美の言葉がそうだった。彼女は母親と電話で話したとき、完全な奄美の言葉を話した。それはエキゾチックなもので、決して田舎臭いものではなかった。

  ★ 高取英。ちなみに花魁が話すくるわ言葉(「わちきは~でありんす」みたいなの)の目的の1つは、娼婦の出身地を隠すためだったそうだ。それはまた客を日常世界から切り離すためでもあった。その意味では、例えば今でもスナックに行けば時計がないことや、トイレ(客はここで一番日常に戻りやすい)から出てきたらすぐにおしぼりを手渡すのと変わらない。

涙が美しいというのは極めて観念的な捕らえ方である。泣いている人間は皆一様にぶざまで、矮小に見える。その様子は惨めでこそあれ決して綺麗なものではない。

  ★ 京極夏彦『姑獲鳥の夏』より。

涙ばかり貴きは無しとかや。されど欠びしたる時にも出づるものなり。

  ★ 斎藤緑雨『わすれ貝』より。

涙は拭くな、凍るまで。

  ★ 大沢在昌『涙は拭くな、凍るまで』より。

悩みを具現化し、それを解消させるのが「なるほど」と思わせるコツである。

  ★ 小野達郎『当たる「DM」はこうつくる』より。

悩みをこじらせないためには、解決不能な問題は「解決不能」とラベルを貼って、一時期待避させた方がいいんです。

  ★ 岡田斗司夫『遺言』より。

なる程言葉は理に依って立つものである。だから言葉で通じない理屈はないのだろう。しかし反面、言葉で通じる気持ちなど、何ひとつないのだ。

  ★ 京極夏彦『塗仏の宴 宴の始末』より。

なるようにしか、ならないよ。
なるようにって……なっちまったらヤバイことだってあるんだからな。

  ★ 岡嶋二人『眠れぬ夜の殺人』より。

「なんか言いたいことあったんだけと忘れた」って言われた時のリアクションに困る

  ★ おおった ゆか。twitterより。

なんか給水ポイントで飲んだら、それがみそ汁だったみたいな感じですけどね。

  ★ 山里亮太。webサイト「意味がわからん!」より。

なんか、国民の税金を無駄遣いしているみたい。でも、面白そうですね。
そう……面白ければ良いんだ。面白ければ、無駄遣いではない。子供の砂遊びと同じだよ。面白くなかったら、誰が研究なんてするもんか。

  ★ 森博嗣『冷たい密室と博士たち』より。

南極は海と空ばかりで、何一つ突き当たりのない景色でした。

  ★ 和泉雅子。

汝が生まれたとき汝の周囲の人々は喜び、汝のみ泣き、汝がこの世を去るときには汝の周囲の人々が泣き、汝のみ微笑むようにすべし。

  ★ インドの諺。

汝自身を知れ。

  ★ キロン。デルフォイのアポロン神殿に刻まれていたという。ソクラテスはその言葉を“無知の知”を要請する言葉として用いたが、それは彼がその言葉を援用しただけで、はじめはやはり「身の程を知れ(神殿に入るな)」という意味だったという。どちらの意味にしても名言であろう。

汝自身を知れ。なにを、だれに売ろうとしているのかをまず認識する。焦点を絞ったビジネスをし、その中で一番になれば、店の価値が高まり、お客様もその商品をいつ、どのような折に買えばいいかを知るようになる。

  ★ ダニー・マイヤー『おもてなしの天才 ── ニューヨークの風雲児が実践する成功のレシピ』より。

汝の敵には嫌うべき敵を選び、軽蔑すべき敵を決して選ぶな。汝は汝の敵について誇りを感じなければならない。

  ★ ニーチェ。

汝の敵を愛せ。されどその名は忘れることなかれ。

  ★ ジョン・F・ケネディ。なお、「汝の敵を愛せ」という言葉は新約聖書のマタイ5-44に出てくる。この言葉の後、「あなたが自分を愛する者を愛したからとて、何の報いがあろうか。そのようなことは取税人でもするではないか」と言う。神が全ての者を愛するのだから、お前達もそうしろと言っているのだ。……しかし聖書の取税人差別は凄いね。(^^)

汝の身に来らざる全ての不幸を考えよ。

  ★ フランスの諺。昔大学の講義で堀井敏夫先生が言った言葉を思い出す。「あなた方が喫茶店でコーヒーを飲むとき、きっと300円か400円でしょうが、そのコーヒーの豆を摘んで1日でそのコーヒー1杯分くらいの賃金しかもらえない労働者がいるということを、少しでいいですから、思い出して下さい」

 何十年かたった頃、第一原発の周辺には、原発事故が存在しなかった旨を主張する人々が住んでいるかもしれない。
 そして、一方には、60万人の犠牲者が出たと言い張る団体が謝罪と賠償を求めてシュプレヒコールを繰り返している。
 どちらか一方がウソをついているのではない。両者のいずれもがウソをついている。それも、真実のために、だ。なんということだろう。

  ★ 小田嶋隆「レッテルとしてのフクシマ」より。

なんだか変なことを言うようですが、どんなつまらないことでも、つまらないと言って捨ててしまわないで研究していくとたいへんおもしろいことが見つかってくるものです。

  ★ 寺田寅彦。

なんだって私は恋愛論の本ばかり読んでいるのだろう。恋愛論の横綱になるより恋愛の十両になった方がまだましだ

  ★ 呉智英『知の収穫』より。

何だ、どうして君はいつも僕の安眠を妨害する。
そりゃあ先生がいつも寝ているからです。

  ★ 京極夏彦『鉄鼠の檻』より。

なんで歌謡曲のリミックスをやって面白くならないかというと、音楽の構造で楽しめない音楽だからなんだよね。

  ★ 近田春夫。

 なんで、日本人いうんは、もうちょっと長い目で見られんもんか、と思う。
「自分が生きているうちには見られんかもしれないが、自分の子供や孫、曾孫の時代にはきっとこの道は、素晴らしい桜並木になるから、ぜひ桜を植えてくれ」
 なんていう話はきませんわ。日本の政治家と同じやね。その場しのぎ、自分かわいさの保身ばかりや。将来のことなんか考えてもいない。きっと、「自分が作った桜並木や、どや」って威張りたいんやろな。

  ★ 佐野藤右衛門『櫻よ』より。

何でもあるけど買うもんない。

  ★ 如是我聞。ダメな小売店について。

なんでも粗末にしている世の中で、生命だけ大切にしろって言っても無理だよ。それにさ、生命まで粗末にするガキは生きてたってしょうがないよ。言っちゃ悪いよ、言っちゃ悪いけどさ、いいんだよ、死んじゃったって。

  ★ 永六輔『無名人名語録』より。

 なんといっても、M女というのは痛いし辛い。意外だと思われるかもしれないけれど、女王様(S女)というのは、精神的にはM女以上に辛い。
 M女、M男は、すべてあなた任せでいられる。ひたすら堪えればそれでいい。
 ところがご主人様、女王様は自分でコントロールしなければならない。しかも、奴隷の快楽をうまく引き出さないと満足できない。
 平和なニッポンの我々は、暴力を振るわれることにも、振るうことにも慣れていないので、赤の他人に鞭を振り下ろすのは、想像以上にヘビィなことなのである。

  ★ 永江朗「変態はどこへ行った」より。『ユリイカ臨時増刊 総特集悪趣味大全』所収。

なんといっても、世の中で一番うまいものは水ですよ。いい水が喉を通ってゆくときの心地良さ、これにまさるものはありませんね。これに負けない酒が作りたい。水っぽい酒じゃありませんよ。水のような酒ができればというのが夢なんですがねェ。

  ★ 永六輔『無名人名語録』より。

何としても2階に上がりたい、どうしても2階に上がろう。この熱意がハシゴを思いつかせ、階段を作りあげる。上がっても上がらなくてもと考えている人の頭からはハシゴは生まれない。

  ★ 松下幸之助。


何にだって穴がある。いや、少なくとも大抵のものには。

  ★ 高見広春『バトル・ロワイアル』より。

何のために作られたかではなく、何に使えるかだ。

  ★ 映画『アポロ13』より。

何のために痩せたいのか。少なくとも男性のためじゃない。一般的に男性はどちらかというと、固い感じの痩せた人よりも、柔らかく暖かい雰囲気のふくよかな女性が好きだ。その方がセクシーに感じるのだろう。まあ、中には彼の好みに合わせてという人も、いないことはないが、少数派である。男性の好みに合わせるのなら、もっともっとこの世には、ふっくらとした太めさんが素敵だという風潮があるはずだから。では何のために。痩せている方が美しいという、現代の美意識は一体、どこから来るのだろうか。……でも、やっぱり痩せたい。何故と聞かれたら、そこに山があるからと同じように、ただただ痩せたいとしか答えようがないのだが。

  ★ 阿木燿子『まぁーるく生きて』より。

ナンバーワンであることは良いこと。二番手、三番手であることで有利なことは何もない。

  ★ リチャード・ワゴナー(GM会長)。

No.1の座があるのにNo.2の座を受け入れてしまったら一生No.2で過ごす事になるかもしれない。だから私の目標はNo.1しかない。

  ★ ジョン・F・ケネディ。

 何百、何千の魚の群れが、一瞬にして同時に方向転換する光景、分かるかな?
 自分の体も、そのように使えるようになりたいと思う。

  ★ 桑田真澄。Webサイト「LIFE IS ARB 18」より。

難民がインチキだろうがなんだろうが、助けてくれって言われたら助けるのが人間じゃねェのか

  ★ 永六輔『一般人名語録』より。一時期問題になった中国からの“偽装”難民の話ですな。

なんらかの問題に直面して、自分の頭に簡単に思い浮かんだことで満足する人は、知的には大衆である。努力せずに自分の頭の中に見いだしうることを尊重せず、自分以上にあるもの、したがってそれに達するにはさらに新しい背伸びが必要なもののみを自分にふさわしいものとして受け入れる人は、高貴なる人である。

  ★ オルテガ『大衆の反逆』より。


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