<今号の名言>集


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赤色のマーク(など)が最終更新分です。










陛下、私には神という仮説は無用なのです。

  ★ ラプラス。彼が提出した、「ラプラスの悪魔」に象徴される決定論的宇宙に占める神の位置をナポレオンに問われて答えた言葉。

米国のCIAのマニュアルには、死体処理の手段を得てから殺害すべしと述べられているという。

  ★ ARA編『復讐之手引 ── 恨みを晴らすための実践的方法』より。

米国の「ラリー・キングショー」「トゥナイトショー」といったトークショーは、今でも全部生です。でなければ、アドリブの良さが出ない。日本がやっているのがなぜつまらないかというと、タレントのアドリブで番組を作っているのに編集するからですよ。

  ★ 大橋巨泉。

米ソの首脳が、相手の先制攻撃を確認し反撃を決断するために許された時間は5分間といわれます。わずか5分間で地球の運命が決定されるわけです。一方、アメリカ政府では、2万4000年もの間持続する放射性廃棄物の猛毒性を2万4000年後、つまり240世紀後の人類にどのように表示すればよいかという研究が真剣に行われています。5分間と2万4000年、この2つの時間の間にある巨大な落差こそ、核の非人間性を象徴するものではないでしょうか。

  ★ 核 ── いま、地球は……』より。

平凡な一生よりも、素晴らしい30分の人生が欲しい。

  ★ 映画のセリフ。予告編だけ見た。題名は忘れた。

平和なんか1人のバカがブッ壊す

  ★ 真心ブラザーズ「人間はもう終わりだ!」の歌詞。

平和や正義などという思想は、しょせん、同じ利益をわかちあうもの同士の内輪の理屈でしかない。

  ★ と学会『トンデモ本1999 ── このベストセラーがとんでもない』より。

平和より、戦争のほうが人間が生き生きしちゃうことってあるのが……こわいですね。

  ★ 永六輔『無名人名語録』より。

ベートーベンの「第五」冒頭のあの2小節の「音」をいかに響かせるかが、指揮者の技量と思想のすべてを問うように、『モナ・リザ』の画面をいかに眺め得るかという課題は、あらゆる美術評論家と画家にとって、その全哲学、全思想を問うものとなり得る。

  ★ 西岡文彦『絵画の読み方 ── 知的に名画を解読する完全ビジュアルガイド』より。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるということなのだろうが、鳥のいないところには、何万発撃ってもダメである。

  ★ 徳大寺有恒『間違いだらけのクルマ選び'93』より。

下手の横好きがまずいのは、それを生活の手段にできると思いたがる、というところである。

  ★ super-parano。

別に謝らなくても結構です。人間が生きていくうえで嘘は必要です。

  ★ 歌野晶午『ガラス張りの誘拐』より。

別に恥ずかしいことじゃない。知らないことは誰にだってある。恥ずかしいのは、尋ねるべきときに尋ねずに、知った振りをすることだ。

  ★ 今野敏『蓬莱』より。

へっへ。僕の88markIIなんかね、立ち上げると諸行無常の音がしますよ。

  ★ 小田嶋隆『我が心はICにあらず』より。注)88markII=NECのパソコンPC-8801markII。

部屋一面脱脂綿。

  ★ ジョイマン。

へるわけじゃないんだからと言うのなら、風俗はただになってしまう。

  ★ 早川義夫「エッセイ15 立ち読みについて」より。

弁解するつもりなら、負けるのはたやすい。

  ★ 映画『ハスラー』より。以下、こう続く。

それに反して、勝つ事は大変な重荷だ。だから人は口実を作って重荷を降ろそうとする。そして悔恨の念にひたるのを楽しむんだ。……特に落伍者は。

「変革」ということを私が言いつづけているのは、決してトップの「変革のための変革願望」ではないのです。

  ★ 出井伸之。

勉強できないんだね。
そんなこと言うもんじゃない。勉強ができないのなんか何も恥じるべきことじゃないんだ。恥じるべきは、頭が悪いってことなのさ。頭が悪いのは犯罪なんだぞ。

  ★ 矢作俊彦『スズキさんの休息と遍歴 またはかくも誇らかなるドーシーボーの騎行』より。

偏食偏飲が一番正しい人間の食生活であった。肉ばかり食べていれば、ほうっておいても野菜が食べたくなる。野菜ばかり食べていれば、ほうっておいても魚が食べたくなる。グルメは人間を腐らせるが、偏食は人間を復活させる。

  ★ 嵐山光三郎『一日一言 ── ビールと個人的意見』より。『大コラム 個人的意見』所収。

返事を期待するような手紙って、いい手紙だとは思えない。

  ★ 井上陽水『ラインダンス』より。

変身のワザに優れた生物として、よくカメレオンが引き合いに出されるが、実をいうとカメレオンはカムフラージュはまるで下手くそだ。彼らの体色の変化はほとんどが主に異性を引きつけたり縄張りを守ったりするのが目的であって、カムフラージュとは関係ない。

  ★ V.S.ラマチャンドラン/D.ロジャース=ラマチャンドラン『知覚は幻 ラマチャンドランが語る錯覚の脳科学』より。

ベンチからじゃ、点は決められないですから。

  ★ 小倉隆史。

ベンチャー企業では、その会社を立ち上げた人たちと、その後、創業二年以内に入ってきた人間たちが、その会社が潰れるまで実権を握っています。だから、後から入ってもロクなことはないんです。
 ガンダムを作りたいからサンライズに入社するとか、ウルトラマンを作りたいから円谷に入社する、という考え方は、完全に間違っています。その会社の初期に入社して、若いうちにその会社の黄金時代を作った人たちが年をとって引退するまで、新人たちの出番は回ってこないんです。だから、作品を作りたい人は、絶対に自分で会社作ったほうがいいんです。

  ★ 岡田斗司夫『遺言』より。

便利な車って、きっと車が嫌いな人たちが乗るんでしょうね……。

  ★ 森博嗣『すべてがEになる』より。

便利は、あくまでも日常の生活に益する概念であって、リゾートのような非日常の場所ではむしろ邪魔になるはずのものだ。便利になれば、そこには必ずや日常が入り込んでくる。

  ★ 小田嶋隆『パソコンゲーマーは眠らない』より。


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