<今号の名言>集


『ひえたろう』ブログへ <今号の名言>集Topへ

赤色のマーク(など)が最終更新分です。










おいしさはインパクトのある喉ごしから、好ましい後味によって完成に至る。

  ★ 山口静子『うま味の文化・UMAMIの科学』より。

オイ、しっかり運転しろ。
何ィ、運転してるのはお前じゃないのか?……

  ★ 立川談志『家元を笑わせろ!』より。

おいボーイさん、この魚はタイかね、それともタラかね?
味でおわかりになりませんか?
わからないね。
そんなら、どっちだっていいじゃありませんか。

  ★ 出所不明。何かのジョーク集だったと思うが。

横着者は欲が深いのだ! あれもこれもと欲ばるのが、実は横着者の意外な正体なのですね。

  ★ 中川昌彦。◎1996年の私は、「意外」でもなんでもなく、そのものやんけ、と思ってしまう。

往復1枚下さい。
どこまでですか?
ここまでです。

  ★ 立川談志『家元を笑わせろ!』より。

欧米ではね、情報は米。日本ではコーヒー・紅茶だった。嗜好品ですよ。

  ★ テレビのニュース番組で間いた言葉。ここでいう「米」とはもちろんアメリカという意味でもカリフォルニア米という意味でもなく、(日本人にとってのコメのように)必需品であることの比喩である。

欧米、特にアメリカでは、ほとんどどんなミュージシャンでもカヴァーをやる。名曲はカヴァーにカヴァーを重ねられ、やがてスタンダードとなる。歌謡曲からロックまで含め、日本のポピュラー音楽界にもっとも欠落している要素だ(最近のアイドルはやたら昔の曲ばかり歌っているようだが、これはどちらかというと、アイドルというシステムの弱体化及び作家の怠慢に起因している)。日本の場合、会社間の版権の問題もあるようだが、過剰な、そのくせ安易なオリジナル神話といったものが横行しているようにも思える。

  ★ とり・みき『とり・みきの大雑貨事典』より。カッコ内も原文ママ。

欧米流フェアな戦いとは、強い者にハンデをつけることだ。

  ★ 梶原一明・徳大寺有恒『自動車産業亡国論 ── トヨタ・日産の「正義」は日本の罪』より。

オウムを特殊な例としてしか思えないようじゃ現状認識が甘すぎる。

  ★ 菊池誠。

オーウェンのような世界最高レベルの選手はわがチームでプレーしなくてはならない。

  ★ フロレンティン・ペレス。レアル・マドリード会長。

おおかたの評論では、東欧諸国があんなことをするのは社会主義がいやになったからだと言われているが、とんでもない、実はあれは、赤くもないのに赤いと言いはる冗談が通じなくなって、みんなマジになってしまった結果なのだ。

  ★ 平井吉夫編『スターリン・ジョーク』あとがきより。

大きな夢を汚す人間には近づくな。たいしたことない人間ほど人の夢にケチをつけたがるものだ。真に偉大な人間は自分にも成功できると思わせてくれる。

  ★ マーク・トウェイン。

大食いの人は早食いの人より優しい目をしている。

  ★ 長井秀和『デブはダイエット飲料だと3倍の量を飲む』より。

多くの善人がいざという場合に、突然悪人になるのだから油断してはいけない。

  ★ 夏目漱石『こころ』より。

多くの人が恐れる人は、多くの人を恐れるべきだ。

  ★ シュルス。

多くの人が自分の音楽を聴くようになると、責任が生じてくる。突然その人たちの面倒を見なくちゃいけなくなるの。彼らは欲しいものが得られないと機嫌を損ねる。

  ★ ビョーク。『THE BIG ISSUE JAPAN』より。

多くの人々は書き出してしまうと、問題をずっとよくコントロールしたように意識する。

  ★ ロバート・M・ブラムソン『「困った人たち」とのつきあい方』より。

大阪という街は、万人が万人にとって大阪人であるという、考えてみれば地獄のような場所である。

  ★ 小田嶋隆『仏の顔もサンドバッグ』より。

大皿の上に御馳走が盛られたら、一番おいしそうなものから先に食べるのだ。凡人はおいしくないものから食べて、おいしいものを後でゆっくり食べようとする。だけど満腹になってからおいしいものを食べたって、もううまいとは思わないぜ、絵も同じだ。感動した所から描くのだ、おいしい所から描くのだ。モデルの瞳に感動したら瞳から描け、首すじに感動したら首すじから描くのだ。その時手や髪や足が画面からはみ出してしまったっていいではないか。

  ★ 藤田嗣治。『芸術新潮』より。

オープンカー好きの間では、自分の車の雨漏り自慢がよく聞かれます。雨漏りは、ある種ステータスと言えるでしょう。一般車でいえばカーナビにあたります。

  ★ Webサイト「オープンカー普及委員会」より。

オープンカーで走る、というのは、1つの思想である。

  ★ 林望。雑誌『Goods Press』より。

オープンソースはオープンソースのやり方で生き残っていけるはずです。モジラの成功に80%のシェアは必要ありません。

  ★ マーク・アンドリーセン。HotWired「『モザイク』誕生から10年、アンドリーセン氏に聞くウェブの未来」より。

お金が全てじゃないわ。
持ってる人はそう言うんです。

  ★ 映画『ジャイアンツ』より。

おカネがないと、役人はおカネの代わりに頭を使うようになる。

  ★ パーキンソン。

岡林君がいなくなったってたいしたことじゃない。君は結果しか見えないくせにさわぎたてている。もっとたちの悪いのは「岡林君か、失踪するんじゃないかと思ってたよ」とあとからもっともだと無表情ぶる奴は、どうしようもない。僕たちが岡林君をうけとめるのは、岡林君がいるかいないかの問題じゃない。

  ★ 早川義夫『ラブ・ゼネレーション』より。この文の「岡林」を「尾崎」に、「失踪」を「死」に替えれば、二人の共通性が見えてくる。

岡本太郎は子どもの絵が好きだった。児童画の審査員を頼まれれば、「オレが行かないと、うまそうな、ちゃっかりした絵ばかりが賞をもらって、本物は落とされちゃうから」と言って、どこへでも出かけていった。

  ★ 岡本敏子『岡本太郎の遊ぶ心』より。

オギャアと生まれたその瞬間がほんとの叫びで、それ以上のロックンロールはない。

  ★ 遠藤賢司。

お客様に、手っ取り早く「サービスが向上した」と感じてもらうには、対応スピードを上げることが有効です。

  ★ 高萩徳宗『サービスの教科書』より。

お客様の声に耳を澄まさないで過ごすと、つぎはメガホンを通じて大声で聞かされることになる場合がある。

  ★ ダニー・マイヤー『おもてなしの天才 ── ニューヨークの風雲児が実践する成功のレシピ』より。

お客様はトライアルとリピート、2段階のチャンスを下さる。わたしたちは、そのどちらでも勝利しなければならない。

  ★ ダニー・マイヤー『おもてなしの天才 ── ニューヨークの風雲児が実践する成功のレシピ』より。

奥様、このお帽子、とてもよくお似合いですわ。これをおつけになると、10歳もお若く見えます。
じゃ、やめにしますわ。帽子を脱ぐたびに10歳も歳とったんじゃたまりませんから。

  ★ 出所不明。何かのジョーク集だったと思うが。

臆病者は本当に死ぬ前に何度も死ぬ。

  ★ イギリスの諺。奥津文夫『英語ことわざ散歩―イギリス人の知恵をさぐる』より。「Cowards die many times before their deaths.」出典はシェイクスピア『ジュリアス・シーザー』2幕2場。

送り手側の事情とは別に、リスナーのあり方の変化も考えられる。極端にいうと、歌手の方ではなく、聴く側の方が一発屋になっているかもしれないのだ。

  ★ 近田春夫『考えるヒット』より。「今の時代に一発屋がいなくなった」原因の考察の文脈。前後の文脈はこんな感じ。

 ……そうだとしたら2つの理由が考えられる。まず技量、意識とも、一発で終わる程度の人間ではスタートラインにさえつくことが出来なくなった。そして商品を長持ちさせる技術が向上した。
 歌手に限定せずブームととらえても、実はひと昔前よりもその生命は長くなっている。例えば小室哲哉のブレイクしてから今日まで、の方が、パンクロックの誕生から消滅までの期間より長いのだ。
 御時世、これだけ刺激にあふれ情報にあふれているにもかかわらず、音楽の周辺は現在の方が安定しているとは!!
 前述した送り手側の事情とは別に、リスナーのあり方の変化も考えられる。極端にいうと、歌手の方ではなく、聴く側の方が一発屋になっているかもしれないのだ。
 1人のアーティストに一生をささげる盲目的ファンの数は減り、商品次第の「客」がリスナーの中心的層を占めるようになった。選挙用語を用いれば、音楽浮動票時代。

贈物とは脅迫である。

  ★ 村上龍?

お好み焼も焼そばも、肉や魚介をたくさん使うほどおいしくなるものではありません。だし、ミックス粉、麺、ソースのバランスの良さが最終的なおいしさを決めます。それぞれがおいしくても、足しておいしくなるとは限りません。そのバランスの良さはいろいろ試して発見できます。味にお金をかけるとは、原価をかけることではなく、1つの味に決めるまでに何度も試作することでもあります。

  ★ 森久保成正『お好み焼 たこ焼 いか焼 鉄板焼 最新技術教本』より。

怒りゃふくれる、叩きゃ泣く、殺せば化ける。

  ★ 俗諺。阿部主計『妖怪学入門』より。女性に関して。

おしえてる いつの間にやら おこってる

  ★ 優しくなりたい母。『サラリーマン川柳』より。

おしゃれとかグレードにこだわる時にいちばん気をつけなきゃいけないのは、それがコンプレックスの反映でないかどうかっていうこと。そこで、品があるかどうか分かれるんです。

  ★ 遥洋子。雑誌『NAVI』2000年7月号より。

おせっかいかもしれませんが、ボキャブラリーが少なくて、自分の世界を語る言葉が少ないことは、寂しいことだと思ってしまいます。アニメすら教養として語れないなら、いったい何だったら教養として語れるの? と心配になってしまいます。

  ★ 岡田斗司夫『遺言』より。

「お世話になりました。食事代と宿泊代を精算してください」
 しかし彼女は最初の日と同じように、笑ってそんなものはいいのよといっただけで、結局1フランも受け取らなかったのだ。辻静雄は何といっていいのか分からなかった。
 ボギューズの店にもあれから何度も行ったが、彼も1フランも取らなかった。おまけに彼は自分の仕事を放って、こうして運転手までしてくれていた。だが辻静雄は、M・F・K・フィッシャーやサミュエル・チェンバレンに対してもそうだったように、マダム・ポワンにもボギューズにも報いるものが何もなかった。何も持っていないというのはつらいことだった。

  ★ 海老沢泰久『美味礼讃』より。

お扇子を振りかざし、どこまでパンツを見せあうかという度胸大会に興じたジュリアナ系ボディコンギャルズの精神構造は、野球拳を楽しむゲーム的なそれであったと同時に、20世紀も末だというのに今なおパンツを見せることだけが女性のラディカリズム(それは裏を返せば、赤線以来いまだに通用している男のロマンティシズム)である現実の容赦ない暴露であった。

  ★ 木村重樹・西原 「悪趣味大国ニッポン小事典」より。 『ユリイカ臨時増刊総特集悪趣味大全』所収。

おそらくTVは、まだ未来のメディアに進化していない。今までTVだと思っていたのは、ただのスクリーン上のシミである。

  ★ 山崎浩一『退屈なパラダイス』より。

おそらく6000円でバッテリーを交換すれば再生の道が開けないこともないと思うが、それはそれで桑田投手に二億円という感じもするのでね。

  ★ 小田嶋隆。ブログ『偉愚庵亭憮録』より。

おそろしいことですよ、きれいなものを知らないということが。

  ★ 三輪明宏。『読売新聞』インタビューより。

お互いが理性的なら、意見の対立は決して悪いことではない。

  ★ 東野圭吾『聖女の救済』より。

織田信長を知るには、日本史で足りない。さあ、世界史を開こう。

  ★ テレビ番組『もうひとつの歴史 』「NOBUNAGA もう一つの顔」の番組コピー。

落合信彦のいう「勝ち組」と、マネーの虎たちのいう「勝ち組」は、勝敗の判定基準が根本的に違うんだ。落合から見たら、虎たちも「負け組」になってしまう。

  ★ 長井秀和『デブはダイエット飲料だと3倍の量を飲む』より。

落ち葉が赤くなるのは
ムシにふゆのおとづれを知らせるためです
うそだけど
だったらいいなー

  ★ サマー『姉ちゃんの詩集』より。

夫にするなら考古学者に限る。世間一般の夫とは逆に、妻が年をとるほど彼は妻に関心を寄せる。

  ★ アガサ・クリスティー。実際に彼女の夫は考古学者であった。

おつりを両手で包んで渡してくれるのは、結局その人だけだった。店の方針とか店員教育ではなく、人柄だったのだ。

  ★ 早川義夫「エッセイ4 本屋から歌手にもどって」より。

お父さんは超人だったけど
私が生まれてパワー(じしゃく)をなくしたらしい
じ石で空をとべたのに
いま とべない
私のせいかな
でもねでもねでもねきいてね
私はお父さんとじめんであそびたいよ
空をとんでみたいけど
空にはともだちも学校もない
お父さんごめんなさい ずっとフツーのお父さんでいてねv

  ★ サマー『姉ちゃんの詩集』より。

 脅かすようで恐縮だが、1990年代には、いよいよ本当にパソコンを使いこなせるかどうかが、サラリーマンの皆さんの出世を決定するような気がする。

 「パソコンが使えるかどうかなんてことは、人間の価値には関係がない

 とあなたは言うかもしれない。その通りだ。しかし、あなたの上司が興味を持つのは、きっと部下がパソコンを使いこなせるかどうかであって、あなたの人間的価値なんかではない、と私は思う。

  ★ 小田嶋隆『パソコンゲーマーは眠らない』より。

男が女を愛する第一の条件は、その女が自分の気に入るかどうか、ということである。
 ところが女にあっては、もう1つの条件がいる。それは、自分の選択が他人に気に入られるかどうかということである。

  ★ グールモン。

男が苦しいときに使う言葉は3つある「それでも」という言葉と「それならば」という言葉!!ふろくとしてもう1つ「だがしかし」という言葉もある!!

  ★ 島本和彦『無謀キャプテン』より。

男が結婚を考えるときに恐れるのは、1人の女に縛られることではない。1人を除くあらゆる女から離れなければならぬということだ。

  ★ ヘレン・ローランド。

男が「仕事」という言葉を自らの潔さの欠如の言い訳に使い始めたとき、日本の堕落がはじまったんじゃないでしょうか。

  ★ 景山民夫『スターティング・オーバー』より。

男が自立すれば、世の女性問題のほとんどは解決するんじゃないか。

  ★ 伊丹十三。

男が男性としてのアイデンティティーを確立していないから、同性愛者への排除は明白には見えないが、より残酷な形をとる。

  ★ 出所不明。日本社会のことを言っている。

男が知性にしがみつくっていうのが、遠いことのように思えてきて。楽しくなるとか、生きてるって感じじゃなく、しがみついてるって感じでしょ。コンピュータとかも、それに振り回されてるんじゃなく、まず知識に振り回されてるって気がするし。

  ★ 遠藤ミチロウ。立ち読みなので、正確さは保証しかねる。

男だって女だって同じだと思うけど、僕たちは心にキャンバスを持ってるんだ。そこにてめえの好きな男を描き女を描き、かいちゃ消し、かいちゃ消しして……俺なんぞはキャンバスがもうすり減ってるよ(笑)。でも、女のコって意外と、かいちゃ消ししなくなっちゃうのね。それが悲しい。本も読まなくなって、映画も見なくなって、いい音楽も聴かなくなって、どうしてボクたちそういう女のコたちを愛せるんでしょう。

  ★ 内藤陳。

男であることの喜びは……、1つの道を走りに走って、力尽きてもうこれまでだ、もう動けないというその瞬間に……あと10センチ前に進むことだ。

  ★ 如是我聞。

男というやつはえてして、妻がギリシア語を話すときよりもご馳走が卓上に並べられたときにもっと嬉しがるものだ。

  ★ サミュエル・ジョンソン。

男と男の違いはせいぜい天と地の違い。だが、最良の女と最悪の女とでは天国と地獄ほども違う。

  ★ テニスン。


男と女が愛し合うって、実はいいことなんじゃないかと思う。

  ★ 井上陽水『綺麗ごと』より。

「男なら言訳するな!」というのも1つの美点ではあるが ── (何故かというと、無能な人間は己の無能を改善するだけの暇を、言訳を案出する時間に費やしている為、永遠に有能にはならないからである) ── 言訳しない男はただの無口ということだってあるのである。

  ★ 橋本治「言訳、それは愛(嘘だよ)」より。アダルト・キッズ『言訳大全 ── 新・現代レトリックへの誘い』所収。

男なんてガキなんだから。「おお親友」とかいって肩叩き合って喜んでるとこあんだから。

  ★ テレビドラマより。斉藤由貴が主演していた相撲ドラマ。

男にとって誰にも頼らんということは、自分が吸う空気よりも大切だ。

  ★ 映画『』より。

男にとってどれほど嘘が必要なもので、しかも助けとなるか、女と医者だけが知っている。

  ★ 出所不明。

男にとって恋愛は決して歴史であってはならない。単なるエピソードでなければならない。

  ★ 出所不明。スタール婦人の言葉に

女にとって恋愛は生涯の歴史である。男にとっては単なるエピソードに過ぎない

というものがある。ひょっとしたらこれが変形して私の耳に入ってきたのかもしれない。ちなみにバイロンの『ドン・ジュアン』には

男の恋は男の生活の一部であり、女の恋はその全部である。

というのがある。

男に惚れられるような男でなければ、女に惚れられない。

  ★ 出所不明。

男の過去が勲章とは限りません、あまり聞き出さない方がいいですよ。

  ★ 永六輔『一般人名語録』より。

男の価値は本棚に並んだ本の中身で決まり、女の価値はスパイス棚の中身で決まる。

  ★ ヨーロッパの諺だそうだ。

男の子(4歳)が段ボールで剣を作って「せんせい!みて!」と見せてくれたので「おぉ、すごい!誰をやっつけるの?」と聞いたら「だれを やっつけるんじゃない!だれを まもるかだ!」と答えた。僕は何だか恥ずかしくなった。その気持ち大切にしてほしいな。

  ★ twitterより。

男の人って、一度女を愛したとなると、その女のためならなんだってしてくださるでしょ。たった1つ、してくださらないもの。それはいつまでも愛しつづけるってことよ。

  ★ オスカー・ワイルド。

男の人の中には、そばにいてくれるだけで安心できる人がいる。

  ★ ジーン・リース『Let Them Call It Jazz』より。

男の人は女の人よりも頭が悪くてかわいそうなので優しくしてあげようと思います。

  ★ YOU。TV番組『堂本兄弟』より。

男の不幸は、女なしでは生きていけないこと。女の不幸は、男なしでも生きていけること。

  ★ 出所不明。

男の3つの条件がおれたちに無茶をさせているのさ。
その条件とは?
ひとつ 男はイザというときにはやらなければならない! ふたつ 今がイザというときである そしてみっつ おれは…おれたちは男なんだッ

  ★ 島本和彦『逆境ナイン』より。

男の優しさはパンツみたいなもんだ。むやみにひらひら見せびらかすもんじゃない。

  ★ 昔のサントリーのCMより。北方謙三だったか、誰か忘れたが。

「男の友情の方が大切に決まってるじゃねぇか!」などとキッパリ言う人に限って、現実には「彼女との約束があるんだ、許してくれよ。これも男の友情だろ」などと言ったりもする。男の友情って便利なものらしい。

  ★ ウッチャンナンチャン『究極の選択 ウッチャンナンチャンの断崖絶壁からの逆襲』より。

男は愛されるところに価値があるんじゃない、愛するところにあるんだ。

  ★ 雁屋哲原作・花咲アキラ作画『美味しんぼ』より。

男は女、女は男を要求す。そしてそれを見出したとき、おたがいに不満足を感ず。

  ★ 夏目漱石。

男は女を愛さないかぎり、どんな女といても幸せである。

  ★ ワイルド。

男は感情が年をとり、女は顔が年をとる。

  ★ チャートン・コリンズ。

男はきまって女の最初の恋人になりたがる。これは男の無粋な虚栄だ。女にはもっと繊細な本能がある。女の望み、それは男の最後の愛人となることだ。

  ★ ワイルド。

男は建設すべきものも、また破壊すべきものもなくなると、非常に不幸を感じるものである。

  ★ アラン。

男はしばしば1人になりたいと思う、女も1人になりたいと思う、そしてその2人が愛し合っているときは、そういう思いを互いに嫉妬するものだ。

  ★ アーネスト・ヘミングウェイ『武器よさらば』より。

男は「どうしていいかわからん」ときが ── 一番面白いっ!!

  ★ 島本和彦『無謀キャプテン』より。

男は魅力を感じた女を愛するが、女は愛する男に魅力を感じていく。

  ★ スティーブン・ソダーバーグ。

 「男はみんな少年だ」というようなクサーいセリフを平然と吐ける人は、一番少年から遠い存在だろう。
 自分の幼稚さを正当化するのに「少年」を利用する小ずるさ自体が大人のものだからだ。

  ★ 中島らも『啓蒙かまぼこ新聞』より。

男は私たち女のことをよく知らない。なるほど女は心を魅了してくれる男には弱いが、愛してくれる男のもとに必ず帰る。

  ★ アンリ・ベコー。

 大人になった人間は、1人で生きていく方法を身につけなければならない。
 子供には友達がいる。

  ★ 小田嶋隆。ブログ『偉愚庵亭憮録』より。

大人は誰だって辛いのさ。だから酒飲んでいいってことになってんの。

  ★ 『魔法少女まどかマギカ』より。

お年玉をもらう立場からあげる立場へ ── 子どもから大人へと脱皮する過程で、これほど悲しい出来事はありません。

  ★ 石原壮一郎『大人養成講座』より。

オトナになると1つのことに夢中になれないっていう焦りが生まれるんだ。

  ★ リリー・フランキー。Webサイト『テレビ・ラジオ・芸能1000ネタ大行進』より。

同じ演奏なんか二度とできねえ!! 毎回、新曲なんだよ!!

  ★ 浦沢直樹『20世紀少年』より。

「同じことの繰り返しが、人を退屈させない」時、その音楽には“グルーヴがある”というのが、私の基本的な、グルーヴの考え方である。もう少しいうと「その反復性が何よりの魅力の根源となっている場合」、そこにはグルーヴが存在している。……
Jポップは、いってみれば早く「行かせよう」とすることに技術をこらしている音楽だと思う。もし下品な表現だとおっしゃるのなら、高揚でもいいですが、とにかく強引にいい気持ちにさせてしまおうとするところがある。だからメリハリを重んじる。例えばサビになればなったで、景色が変わるように違う世界が飛び出してきたりするのも、メリハリが目的である。
持続性グルーヴが主眼のダンスミュージックあるいはR&B等と、いかせてナンボ・・・・・・・のJポップは、本来「水と油」の関係なのだと思う。

  ★ 近田春夫『考えるヒット2』より。

同じ写真を見ても、そこに自分自身の姿を見い出す世代と、絶対に見い出し得ない世代とがある。世代のギャップは、同じ対象を見ても感情移入ができないというところから生じているのである。

  ★ 西岡文彦『編集的発想 ── 「知とイメージ」をレイアウトする』より。

同じダマされるにしても、バカにダマされるのって、やっぱりイヤでしょう?

  ★ 唐沢俊一「オカルト、宗教ブームの寄生虫たち」より。『宝島30』1993.9.所収。

同じベッドで眠ることはできる。だが、同じ夢を見ることはできない。

  ★ 吉原幸子。

同じような声の人って世の中にいるんだけど、歌い方が違うだけなんだ。歌い方って技術じゃないよ。声の出し方なんだよ。よく「歌ってる声と喋ってる声が違う」って言うけど、当たり前でね。違わないとまずいんだよ。声は作るものだから。みんな声は自然に出てると思ってるけど、それは歌じゃない。ただの発声なんだ。でも、声を作るって言うと、必ずみんな「作為」の「作」の方を無理矢理入れて解釈するんだよ。それはある種の技術コンプレックスなんだ。「本能は技術では出せない」とかって言いたがるんだけど、違うんだ、技術が至らないだけ。下手なだけなんだよ。

  ★ 大瀧詠一。

同じように、いつでもスイッチを入れれば灯りが付いてコンセントから電気が供給されるのも、蛇口をひねれば飲める水が出るのも、雨が降っても洪水にならないのも、道がぬかるまずにスタスタ歩いて帰れるのも、人が作って、それを維持している人がいるからなんだ。
安全も、表現や信教の自由も同じ。獲得してくれた人がいるから、私たちは安全で、情報の発信も受信も、どの神様に祈るかも、自分で選ぶことができる。だから、それを維持することに力を合わせないといけない。

  ★ 開田あや。twitterより。

お涙ちょうだいは、いつも想像力の貧困の逃げ場である。

  ★ ナンシー関『何をいまさら』より。

お願いです。これ以上この現場に緊張と感情を持ち込まないで下さい。

  ★ 映画『交渉人』より。

お願いです。豚箱に入れてください! 実は女房を棍棒でブチのめしてきたとこなんで……
殺したって訳なのかい?
のびちゃったら、何も警察にカクまってなど頼みに来ません。

  ★ 立川談志『家元を笑わせろ!』より。

己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。芸人なんぞそういう輩の固まりみたいなもんだ。だがそんなことで状況は何も変わらない。よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う。

  ★ 立川談志。立川談春『赤めだか』より。

己に自信の無い奴が常識に従う。不安を持つから動き出す。人生なんて食って、寝て、やって、終わり。

  ★ 立川談志。

おのれに存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は、他人に存する小なるものの偉大を見のがしがちである。

  ★ 岡倉覚三『茶の本』より。

己の感情は己の感情である。己の思想も己の思想である。天下に一人のそれを理解してくれる人がなくたって、己はそれに安んじなくてはならない。それに安んじて恬然としていなくてはならない。

  ★ 森鴎外。

おのれの理解し得ざるものを嘲笑するは人生の常習なり。

  ★ ゲーテ。コナン・ドイル『四つの署名』の中でシャーロック・ホームズによって引用される。

己を喜ばすために食べよ。そして他人を喜ばすために身だしなみを整えよ。

  ★ フランクリン。

おばさんとは、年齢ではなく精神のあり方である」――ナントカ・ウルマン(うそ)

  ★ 山形浩生。「黒木のなんでも掲示板」より。


おはよう!森羅万象! 昨日まで世界になかったものを、今日、作りますよ!

  ★ 明和電機。twitterより。

帯には短し、手拭には長し、糞どしにするには惜し

  ★ 勝海舟。

覚えていて悲しんでいるよりも忘れて微笑んでいるほうがいい。

  ★ クリスティナ・ロセッティ『Remember』より。

覚えていないが、客観的に事実と認めるに至った。

  ★ 橋本龍太郎。

おぼえてませんなあ。えろう感激するちゅうことがおまへんねんなあ。いえ、サメてるというたら格好ええけど、喜んだあとの寂しさがたまらんのですわ。それで自分をおさえてるのかもしれません。

  ★ 桂枝雀。小米(枝雀襲名以前の名)時代、初舞台を踏んだときのことを聞かれて。

お前が断ったわけじゃない。オレが選ばなかったんだ。

  ★ 王貞治。2006年のWBC終了後の、力を貸せなかったことを城島健司が詫びたときの返事。

お前達の眼にあるのは……、今私も感じている同じ恐怖だ。いつか人の勇気が破れる日が来よう。友が倒れ、誓いの失われる日が来よう。だがそれは今日ではない!! 剣は折れ、盾は砕かれ……人の時代が終わる日は来よう! しかしそれは今日ではない!! 今は戦う時だ!

  ★ 映画『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』より。

おまえに裏切られたら、私の器量がそこまでだったとあきらめるまでだ。

  ★ 雁屋哲原作・花咲アキラ作画『美味しんぼ』より。

お前に1ついいこと教えてやるよ。絶対に負けない唯一の方法。……勝つことだよ!

  ★ 映画『ピンポン』より。

お前の頭で答えが出るほど世の中はつまらなくない。

  ★ TOPS「Hold On, I'm Comin'」の歌詩。作詞は山口のばら(サンプラザ中野)。

お前のこぼした涙が媚薬 惚れたぜ

  ★ シブがき隊「Zokkon 命(LOVE)」の歌詩。作詞は森雪之丞。

お前の涙は俺でふけ。

  ★ 如是我聞。

おまえは、なんのために自前の舌と鼻を持っているんだ! 既成概念のままマグロにワサビをつけて食べて、なに1つ疑いを抱かぬか! それは自分で味わっているのではなく、他人の味覚に従っているだけだ!

  ★ 雁屋哲原作・花咲アキラ作画『美味しんぼ』より。

お前もいつかわかる。真実なんてものはないんだ。あるのはウソだけだ。ウソの重なりさ。つまりウソが層になってるのが世間なんだ。だからお前がいつか大人になったら、自分に合ったウソの層を選べ。それが、お前の人生だ。わかるか?

  ★ 映画『ヒーロー 靴をなくした天使』より。

おむすびは、にぎった人の手のあとが残る食べ物です。

  ★ 佐藤初女『初女お母さんの愛の贈りもの』より。

オメーだけが正義だと思うんじゃねえ。

  ★ 佐藤秀峰『ブラックジャックによろしく』より。

思い余ってWindowsの再インストールをしてみる。解散権の行使。

  ★ 小田嶋隆。Web日記「偉愚庵亭日乗」より。

思い出すと云うことは思い出を殺すことなのだ。

  ★ 京極夏彦『鉄鼠の檻』より。

思い付きというものは、一度手をつけて置けば忘れないが、そのままにして置くと、どんどん忘れてしまうものである。

  ★ 中谷宇吉郎『中谷宇吉郎随筆集』より。

思い出は一生ものだが、決められるのは今だけだぞ!!

  ★ 島本和彦『逆境ナイン』より。

思い出は心の中にあるもので、思い出をモノで増やすことはできない。

  ★ 辰巳渚。

思い出は古びることがない、なんてことを誰か(たとえば村上春樹あたり)が言ったことがあるかも知れない。だが、その野郎は何も知らないのだ。思い出は、思い出になった瞬間に既に腐っている。なぜなら、そもそも思い出とは、腐敗した記憶を指す言葉なのだから。

  ★ 小田嶋隆「十年大音,あるいは顧みられることのない腐敗する無機質の記憶」より。『ノルウェイの森』で

……でもそんな風に僕の頭の中に直子の顔が浮かんでくるまでには少し時間がかかる。そして年月がたつにつれてそれに要する時間はだんだん長くなってくる。哀しいことではあるけれど、それは真実なのだ。最初は五秒あれば思い出せたのに……

  と書いている。関係ないけれど。

思い出は、持ち主次第である。

  ★ フェインバーグの原理。 『マーフィーの法則 ── 現代アメリカの知性』より。

思い通りにならない自然の、都合の悪い真実と向き合う心の準備が出来た人にしか、科学は受け入れられないんですよ。

  ★ 天羽優子。某ブログコメント欄より。

面白くないって言われても僕たちは勝っている。

  ★ 松井大輔。

おもてなしはスポーツ選手の心構えでする。「攻撃」と「守備」どちらもこなし、勝利の秘策を探るのである。「攻撃」は、こうちからしかけて、お客様によい経験、よい思い出を作ること(誕生日に名前入りのデザートを出したり、常連のお客様にデザートワインをサービスしたりした)、「守備」は同じ失敗を繰り返さず、お客様が気分を害される原因を減らして、少しずつ確実に店をよくしていくことだ。

  ★ ダニー・マイヤー『おもてなしの天才 ── ニューヨークの風雲児が実践する成功のレシピ』より。

親方ってのは、(職人の)家族の面倒まで見られて初めて親方って言うんだ。

  ★ 小林善勝。石組職人。自らの親方である父がよく言っていたという言葉。

お役に立ちましょう。
男の人がそう言う時は、必ず条件があるわ。
条件ですか。微笑みですよ。

  ★ 映画『モロッコ』より。

おやじギャグ 話すな使うな 真似しそう

  ★ カンロOL川柳。

オヤジにとって、涙は飲み物だ。

  ★ 小田嶋隆。ブログ『偉愚庵亭憮録』より。

「親馬鹿でして」と笑って言う人の大半は、本当の馬鹿である。

  ★ Webサイト『森博嗣の浮遊研究室』より。

親は、「玉ネギを食べると頭がよくなる」とか、「ネギを食べると風邪をひかない」とか、私をおどしたり、すかしたり、どうにかこうにか好き嫌いをなくさせようとした。私は、「○○ちゃんは玉ネギが食べられるけれど、私より頭がいいわけではない」「ネギが食べられる××ちゃんは、今風邪をひいて学校を休んでいる」とか、頭がどんぐりになるようなへ理屈で答え、親に嫌われていた。

  ★ 玖保キリコ『キリコのコリクツ』より。

およそ、タイムリミットのない仕事、人生なんてあるもんじゃないよ。

  ★ 田中角栄。

『オリジナル・コンフィデンス』(通称“オリコン”)の上位を占めるのは大半が邦楽で、それらの全て(演歌は除く)が洋楽のおいしい部分(メロディ&アレンジ)を巧みに取り入れ、オリジナルであるかの如く、得意気にアピールし、カラオケという特殊な媒体の効果によって洋楽の倍以上のセールスをあげているのである。こういったタイプの音楽が日本以外で受け入れられない(進出できる訳もない)のがせめてもの救いである。

  ★ 宇津木勤「嘲笑! 過大評価されている陳腐バンド」(『炎』)より。 「全て」と大風呂敷広げちゃうところがちょっと反発を覚えるけれども。また、「日本以外の世界」も、いわゆる“欧米”であり、アジアは考えていないようだ。……しかし、この意見は極端ではあるが一面の真理だろう。

お料理なんて、やさしいわね。
そりゃ、つくるのはやさしいだろう。

  ★ 出所不明。何かのジョーク集だったと思うが。

オリンピック、楽しめましたか?
楽しむために来たわけじゃないので。

  ★ 福原愛。

オレオレに 亭主と知りつつ 電話切る

  ★ 反抗妻。サラリーマン川柳より。

 俺が始めて専門板に来たとき猛烈に煽られた。過去ログを探せだ検索してから来いだのそれは酷い煽られようだった。
 あれから一年、俺も昔に比べれば上達した。
 そして専門板で他の奴らとは違って親切に教えてやろうと身構えた。そこに質問スレッドが現れた。
 「ホームページってどうやって公開するの?」
 こいつを殴ってやりたかった。
 プロバイダのホームページも見ずに、なんでも簡単に適当にお手軽にここで聞きゃ教えてくれると思ってやがる。俺は迷わずこう言った。
 「過去ログ探せ!白痴」
 一年前を思い出す。あれは煽りではなく専門板住人の涙だったんだ。

  ★ 2ちゃんねるより。

オレがビリーバンド好きな理由を知りたいかい? ズルできないから。

  ★ ビリー・ブランクス『BILLY'S BOOT CAMP』より。

オレ、基本的にマック使いやし。

  ★ 如是我聞。

俺にとって、驚きは1点を取ったことじゃない。1点も取られなかったことだったんだ。

  ★ 西野朗。金子達仁『28年目のハーフタイム』より。アトランタオリンピック予選でのブラジル戦勝利について。

オレの言ってることがきれいごとだと思ったら、それだけ世の中が汚いんだってことだよ。

  ★ 松山千春。

俺のどこがいいんだ?
……自惚れたいの?
バーカ。……家まで売り飛ばしちまったんだぞ。なんで探すんだ?
月並みよ。
“アタシ、アンタが初めてだったもの……”か?
違うわ。
じゃあ何だ?
アンタがアタシに惚れてるから。……月並みでしょ? アタシのは自惚れじゃないからね。……離れないよ!

  ★ 映画『麻雀放浪記』より。

俺は忙しい。昔ならともかく今は覚えるための教材も機械もたくさんある。だから下手な先輩に教わる必要はないんだ。名人のテープで覚えちまえばいい。覚えたものを俺が聞いてやる。直してやる。口伝を否定はしないが、教える側の都合にお前たちの情熱を合わせる必要はないんだ。俺も小さん師匠からは4つしか教わっていない。教えてもらえないから前に進めないなんて、甘ったれるな。

  ★ 立川談志。立川談春『赤めだか』より。

俺は喧嘩もした。カッパライもやった。だがハンバーガーにマヨネーズはつけない。そんなことは神様もお許しにならん。

  ★ 映画『走れ走れ!救急車』より。

オレはシブがき隊でいえば、ポっくん派だよ。

  ★ リリー・フランキー。Webサイト『テレビ・ラジオ・芸能1000ネタ大行進』より。

オレは真打ちだ!と時折、1人で言ってみる時がある。

  ★ 立川談志『現代落語論 ― 笑わないで下さい』より。

俺は人生を取り戻したい。お前が必要なんだ。
泥棒で嘘つきのくせに。
泥棒だってことを隠していただけだ。それももうやめる。
泥棒を?
嘘をさ。

  ★ 映画『オーシャンズ11』より。

俺は先発しかやらネェんだ。

  ★ 村田兆治。テレビ番組の「ギネスに挑戦」とかいう企画で54歳にして141km/hの速球を叩き出した後、「1イニングくらいなら今でも中継ぎでいけるんじゃないですか?」と問われて。

俺はそういう合理的な目的のために乗るのではない、効率一途の有りように背を向けて生きるのだ、そういう痩せ我慢的思想をこねあげて、4個の車輪をくっつけて、エンジンをブイブイ言わせれば、それがオープンカーという形になるじゃないか。

  ★ 林望。雑誌『Goods Press』より。

俺は独身のままで死ぬつもりだと言った時、まさか結婚するまで生きるだろうなんて思わなかったのさ。

  ★ シェイクスピア。映画『らせん階段』には

“優秀な秘書はボスと結婚する。優秀なボスは秘書と結婚しない”…あなたが本に書いたことよ。
君と会う前だった。

というのがある。

おれは「日本語なんかロックに乗るわけがない」って反対してたんだけど、その後、(雑誌の"日本語はロックに乗るか否か"をテーマにした座談会、俗に言う"日本語のロック論争"で)裕也さんに同じことをおれが言われることになるとは夢にも思わなかったね(笑)。最初に自分が言ってたこととまったく逆の弁明の矢面に立たされてるっていう、あの構図はおかしかったな。

  ★ 大瀧詠一。Webサイト「風待茶房」より。

俺は復讐を果たす。それは自己満足だが、悪くはない。 ── それは、悪くはない。

  ★ 高見広春『バトル・ロワイアル』より。

オレはむしろウンコを踏みにいってたよ

  ★ リリー・フランキー。Webサイト『テレビ・ラジオ・芸能1000ネタ大行進』より。

俺みたいになれ。嫌なら超えていけ。

  ★ 立川談志。Webサイト『地球も最後ナムアミダブツ』「今日の家元」より。

オレらが求めているのは、賢明な視聴者なんかじゃない。いいか? われわれが確保したいのは単に数の多い視聴者だ。ってことになると、当然そりゃあんまり賢明じゃない人たちってことになるだろ? 違うか?

  ★ 小田嶋隆。Web日記「偉愚庵亭日乗」より。

愚かさと悲しみしか書くものはない。

  ★ 早川義夫。朝日新聞読書面「ポケットから」の書評「「偉いねー」 ほめる美術教育の記録」より。

おろかさへのパッチはないのだ。(“There is no 'patch' for stupidity.”)

  ★ http://www.sqlsecurity.comより。

 愚かな生活だったと思う。
 馬鹿だったと思う。
 しかし、高校生でない読者の皆さんは、ぜひ思い出してほしいのだが、あなただって高校生だった時代があるはずだ。そして、その当時、あなたは、愚かであることよりも「愚かでさえない」ことを恐れる哀れな自我狂であったはずなのだ。

  ★ 小田嶋隆『パソコンゲーマーは眠らない』より。

愚か者ですが……、嘘をつくほど愚かではない。

  ★ 映画『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』より。

愚か者も、その愚かさにしがみついていると、やがて賢くなる。

  ★ ウィリアム・ブレイク『Proverbs of Hell』より。

終わってますから。私の人生は。
主婦だって立派な仕事だと思いますよ。
主婦じゃない人はそう言うのよ。

  ★ 東京サンシャインボーイズ『罠』より。

終わりなどないさ 終わらせることはできるけど

  ★ ポルノグラフィティ「アゲハ蝶」の歌詩。

音楽の再生手段の進化/ハイファイ化というものは、すなわち再生音を原音に限りなく近づけることと同義である、とぼくたちは単純に信じ込んできた。でも、いまやこれは明らかに誤解なのだ。実際、コンサートホールの客席で聴く「ナマの音楽」は、ハイファイで再生された音楽のようには絶対に聞こえない。スピーカーやヘッドフォンで聞くように、左手前から第一ヴァイオリンが聞こえ、右奥からトロンボーンが聞こえる ── なんてことはけっしてありえず、すべての音がトータルな音塊となって、あらゆる方向から迫ってくる。つまりオーディオ機器の広告にあるような「リアルな臨場感」だの「クリアな音像」だのというものは、実は、機械的・電気的に合成されて初めて存在できる架空のリアリズムであり、現実にはどこにも実在するはずのない音楽なのだ。

  ★ 山崎浩一『退屈なパラダイス』より。

女。オレンジの如し。見てくれの一番いいのが上等品とは限らない。

  ★ リカルド。

 女が家にひとりですわっている。
 彼女は自分がこの世で、まったくのひとりぼっちであることを知っている。
 他の生物はすべて死に絶えたのだ。
 ドアのベルが鳴る。

  ★ トマス・ベイリー・オルドリッチ。矢野浩三郎・青木日出夫『世界の怪談』より。これだけで1つの作品。

女が意味もなく色っぽくするのは、男に対するセクシャル・ハラスメントだよ。

  ★ 永六輔『一般人名語録』より。

女が痩せたいというのは基本的には異性によく見られたいからという風に解釈されてますけど、あれは実はウソなのね。あくまで同性が対象なのね。その証拠に、林真理子が20キロ痩せたという記事は女性誌にしか載らないのね。男性週刊誌には絶対載らない。つまり、女性が痩せたいというのはあくまで女性の間でのコンペティションなんだよね。あの人よりスリムになって見下してやりたいとか、あの子より2センチウエストの細いスカートをはきたいとか、痩せたところをあの子に見せびらかしてやるんだとか、それに過ぎないということに、最近気がつきましたね、私は。

  ★ 景山民夫『LIFE IS A CARNIVAL ── 極楽なんでも相談室』より。

女子供と田舎もんは巨人が好き。

  ★ 上岡龍太郎。巨人とはジャイアンツのこと。


女というものは存在しない。存在するのはさまざまの女たちである。

  ★ ロマン・ロラン。

女にあなたは美しいといってみたまえ。悪魔がその女に百万回もその言葉を思い出させるだろう。

  ★ 出所不明。中村鋭一『鋭ちゃんのバラード』より。

女に仮面をつけたり化粧をさせるのはさほど悪いことではない。女の自然なままの姿を見なくとも別に損はないのだから。

  ★ モンテーニュ。

女にとっては自分の愛する異性がすべてである。だが、男にとっては異性を愛することは男のもつ数多い願望の1つにすぎないようである。

  ★ 田宮虎彦『別れて生きる時も』より。

女にとって初恋とは、片思いに終わった全ての恋のこと。

  ★ 出所不明。

女の言うことは絶対聞いちゃダメ。

  ★ 石津謙介。服飾評論家。元VAN社長。男性ファッションについての話。

女の一生は長い病気である。

  ★ ヒポクラテス。ギリシャ医学の最高峰。

女のくせにって言われると怒る女がだよ、女なんだからって甘えるのは許せない。

  ★ 永六輔『一般人名語録』より。

女の唇はおしゃべりのためでなく、接吻のためにある。

  ★ 出所不明。

女の子と鏡の関係は永遠なんだ。そして、女は常に何かに変身したいという欲望を抱いている。これも永遠ね。鏡といえば、ジャン・コクトオの映画「オルフェ」が忘れられない。オルフェが鏡の中の世界へ入って行く場面が印象的だった。すべて逆モーションで展開するんだ。しかしね、男は鏡の向こうとか、中へ入っていこうとするが、女は違うね。あくまで鏡のこちら側だ。現実的なのさ。そのくせ、夢のような変身を望んでいたりする。

  ★ 赤塚不二夫。自らの作品『秘密のアッコちゃん』について語ったインタビュー。

“女の時代”といったって、アメリカの女性たちがやっていることは、みんなこれまで男性がやっていたことばかりじゃないか。酒を飲んでタバコを吸って、スーツを着て仕事をし、セックスも自分の意志で自由に決めるというのは、実はもともと男性の生き方。それを彼女たちは真似しているわけだから、逆に、“男の時代”でもあるわけだ。

  ★ 出所不明。

女の人生を推測するのは愚かしい。

  ★ 映画『彼女を見ればわかること』より。

女の性質は豚か狐、犬、泥、塩水、ろば、いたち、馬、猿、蜂のどれかに似ている。このうち男に役立つのは蜂性の女だけだ。

  ★ セモニデス。

女の人って自分の男以外には何のモラルも押しつけようとしないのに、男って自分の女以外にも押しつけるのよね。

  ★ 山田詠美。小林よしのり『ゴーマニズム宣言』より。

オンナの悪口が言えるキミは、しあわせだよ。オンナを知らないから悪口が言えるんだ。

  ★ 出所不明。

女は男と友情を結ぶことが出来るが、その友情を続けるには些細な肉体的反感の協力が必要だろう。

  ★ ニーチェ。

女は男に媚びを売ったり、おいしい料理を作ってあげたりしてサービスに努めるので、男は大切にされているように思っているが、実は、これは女が男を胃の腑とセックスでできあがった原始動物あつかいしているにすぎない。

  ★ パール・バック。

女は己を喜ぶ者のために顔づくりす。

  ★ 清少納言。よく似たものに、

女はおのれをよろこぶ者のために容づくる

というのが司馬遷『史記』にある。

女は飾り物であるという誇りを失くしてはいけませんよ。

  ★ 片岡鐵兵『生ける人形』より。

女は身体で女になるけど、男は意識で男になるのです。

  ★ 永六輔『一般人名語録』より。

女は清く優しく生きて

電車にのれば座席をゆずり

悲しい歌が聞こえてきたら

ほろりと涙流してしまう

ラララ……

それが女の姿なら

私もつい、あこがれてしまう

  ★ 井上陽水「あこがれ」の歌詩。『断絶』収録。

女は計算が大好きだ。自分の年齢を2で割り、自分のドレスの値段を倍にし、夫の給料を3倍に言い、一番の女友達の年齢にいつも5足すのである。

  ★ マルセル・アシャール。

女は恋をしていなくても、恋をしているつもりでいる。

  ★ ラ・ロシュフーコー。

女は、自分の独立を犠牲にして家庭の幸福を得ると、美しさがおおかた消滅してしまう。

  ★ G・コノリ。

女は生涯初恋の男の面影を追う。

  ★ 高橋留美子『うる星やつら』より。

女は既に絶滅した。それはただ男どもの空想の中に僅かに生きているに過ぎない。

  ★ 出所不明。

女は非常に完成した悪魔である。

  ★ ユーゴー。

恩に報いるは恩を以てする。

  ★ 諺。



←BACK






『ひえたろう』ブログへ <今号の名言>集Topへ