<今号の名言>集


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赤色のマーク(など)が最終更新分です。










経営はあくまでローカルなもの。

  ★ 御手洗冨士夫。

警官には絶対に救いを求めないでおこう。警官はピストルを持っている。

  ★ 清水義範『蕎麦ときしめんClick Here!』より。

警官の制服を着た人は、警察官に決まってるよ。
サンタクロースの格好をした男の大半は、サンタクロースじゃない。

  ★ 伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』より。

経験は最良の教師である。ただし授業料が高すぎる。

  ★ カーライル。

恵子、おれと別れてくれ。頼む、別れてくれ。
なによ、やぶから棒に、冗談じゃない。
おれは冗談でいってるんじゃねえ。
そう、それなら、あたしも本気でいうわ。イヤなこった!

  ★ テレビドラマ『傷だらけの天使』より。犯罪者が妻に累が及ぶことを心配して、別れを迫る場面。

刑事警察の職務は、悩み相談ではない。弱い者を助けることでもない。世の中から犯罪を無くすことですらないんだ。犯罪に対して法的手続きを取ることなんだ。

  ★ 今野敏『蓬莱』より。

芸術家の才能はあらゆる美の領域に応用可能なものである。

  ★ サルバドール・ダリ。

芸術家の脳中に、宿命が侵入するのは必ず頭蓋骨の背後よりだ。

  ★ 小林秀雄『考えるヒント4』より。

形態は機能に従う。

  ★ ラマルク。

毛糸編む 子を宿すとは どんなこと

  ★ 黛まどか。

ゲームがそうじゃないか……、自分と戦って負けてくれる都合の良い他人が必要なんだ。

  ★ 森博嗣『すべてがFになる』より。

ゲーム中、相手選手やレフェリーに文句を言っても絶対に得することなんてないよ。怒りはモチベーションを下げるし、だいたい、俺はゲームが中断するの好きじゃない。それにさ、怒るのって体に悪そうだよね。

  ★ 中田英寿。小松成美編著『中田語録』より。

ゲームで人格形成できるなら、聖人作る為のゲームが出来ると言ってる様なモノ

  ★ 2ちゃんねるより。

けが

  ヒトに けがを させるとき

イス=こわれていたとき。

    くぎが でていたとき。

    ヒトが ちゃんとすわらなかったとき。

イヌ=こわがらせたとき。

    おこらせたとき。

    おどろいたとき。

    ヒトに ふざけて とびついたとき。

  どちらも けがをさせるときは かならず理由が ある。

  ★ きたやまようこ『イスとイヌの見分け方 ── 犬がおしえてくれた本』より。

激安回転寿司の店長。あんた全然、板前っぽくないな。

  ★ 長井秀和『デブはダイエット飲料だと3倍の量を飲む』より。

下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。

  ★ 小林一三。

結果が複雑だから原因も複雑とは限らない。

  ★ 田口善弘「生物の新しい見方 ――生命プログラムのハッカーたち――」より。

欠陥はいつも、それを取り除くために必要な変化よりはずっと耐えやすいものとなっている。

  ★ デカルト『方法序説』より。

結局、アタマの良さというのは、いずれにしても一面的なもので、それを宿命づけられている人間にしてみれば、やっかいな重荷以外の何ものでもないのだ。アタマの良い人間が、そのアタマの良さを支えるだけの人格的な幅や、神経の強靭さ(「狂人さ」とワープロは言ったよ)を持っていない場合、それは、単に、悲劇だ。

  ★ 小田嶋隆。

結局、アッシー君がどうの、セカンドがこうの、と言ってる女の子って、実はちゃんと恋愛する自信がないんだと思う。だから、ボーイフレンドと恋人、恋愛と結婚は別もんよねー、とか、若いうちに遊んどかなきゃねー、とか、だってえ、今の若い男の子って頼りなくてさ、とか言うんだ。それは要するに、そんな男しか彼女のまわりに寄ってこなかった、ということだとは気づいていない。

  ★ 景山民夫『ハックルベリー・フレンズ』より。

結局、女を叩く男がいなくなったってことは叩いてまで愛情表現をしようと思わせる女が少なくなったってことじゃない。で、叩かれただけで「別れる」って言う女がいるってのは、それでもついて行こうと思わせるようないい男がいなくなったってことでしょ。

  ★ 大竹まこと。

結局、この人がマトモな仕事をしたのは、30代までで、それ以後は、ただの酔っ払いだった。つまり、最良の果実はあくまでも素面の赤塚不二夫から生まれたのであって、酔っ払いの赤塚は、ただの酔っ払いだったのだ。

  ★ 小田嶋隆。Web日記「偉愚庵亭日乗」より。

結局、昭和ヒトケタの特色をつきつめて考えると、もっとも敏感な少年または青年前期に、昭和20年8月15日を迎えたことに帰着する。

  ★ 中村鋭一『鋭ちゃんのバラード』より。

結局、速読って、早食いと同じ程度の意味しかないよね。

  ★ Webサイト『森博嗣の浮遊研究室』より。

結局誰もが決定権を握らされるのは苦手なんだよね。きっと。

  ★ 中山美穂。中田英寿編集『アッカ!!』より。

けっこう母親って、どこでもそうなんだろうけど、本気で喧嘩するよね。教育じゃなく、本気で喧嘩しているなという感じがある。そのへん、男と女の本質的な違いだろうね。

  ★ 井上陽水『綺麗ごと』より。

結婚式をやるやらない、どんなところで苦労するかにはその人のこれまでの人生が投影されると思う。長所と短所が表裏一体になると思うなあ。

  ★ mazuu。

結婚して10年経って結婚前より妻が不細工になったとしたら、その8割は男の責任である。

  ★ 上岡龍太郎。

「結婚してないと責任能力が認められないから係長/課長/部長になれない」みたいな日本のtraditional会社的判断って、よーするに「結婚してたら無茶はできないから、理不尽なことでも会社の言うことを黙って聞くだろう」のすりかえだと思いません?

  ★ Webサイト『itojun.org』「いとぢゅん飯記録」より。

結婚しましょう。……これが唯一論理的な解決です。私にはあなたが理解できる。そして、あなたは私にしか理解できない。そして、あなたの求めているものを私は持っている。

  ★ 麻耶雄嵩『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』より。

結婚することばかりが幸せではないのだろうが、幸せそうな結婚は矢張り祝福してやるべきだ。

  ★ 京極夏彦『百器徒然袋-雨』より。

結婚とは、してもしなくても後悔する人生1度のセレモニーである。

  ★ 出所不明。

結婚とは宗教的修行の場なのである。

  ★ 斎藤勲『ソノときの台詞』より。

結婚にせよ、独身にせよ、好きな道を選ばせるがいい。必ず後悔することに変わりはない。

  ★ ソクラテス。

結婚の失敗はまあよくあることだけど、さらに悲惨なのは、離婚の失敗だね。

  ★ 永六輔『一般人名語録』より。

結婚は夫によって、または妻によって創り出されるものではなく、逆に夫と妻とが結婚によって創られるのだ。

  ★ マックス・ピカート『ゆるぎなき結婚』より。

結婚は初めは熱愛、そして次は葛藤、それが諦めになり、最後には感謝になる。

  ★ 松方弘樹。

結婚は判断力の欠如、離婚は忍耐力の欠如、再婚は記憶力の欠如である。

  ★ アルマン・サラクルー。

結婚前にはしっかりと目を開き、結婚してからは目をつむっていることだ。

  ★ トーマス・ヘラー。

決断というのは、100%の情報があったら誰でもできます。しかし、それじゃビジネス・チャンスとしてはもう遅い。本当の決断は、60%ぐらいの時でなければいけません。

  ★ 河毛二郎。

けっ。世の中、どこもかしこも大甘かよ。こいつらごときに引導渡せないでどうする。

  ★ ナンシー関『何をいまさら』より。シャインズについての言及。

ゲノム(DNAの総体)にそれぞれの生き物の歴史が織り込まれている。今ここにいる生物は長い時間につながり、宇宙という広い空間にもつながっている。歴史は過去ではない。生物はすべて自分の中に歴史を抱え込んでいるのだから。

  ★ 中村桂子。『読売新聞』より。

仮病は、この世でいちばん重い病気だよ。

  ★ 手塚治虫『ブラックジャック』より。

下品なやつらはどこから現れるかわからない。ゴキブリがいい例だ。

  ★ 高見広春『バトル・ロワイアル』より。

けんかしたとき この子をごらん 仲のよいとき出来た子だ

  ★ 都々逸。

喧嘩をしたり傷つき合いながらも、一緒にいれば、その先きっと何かがあるわ。
何があるんだ? 
信頼かしら……。
老衰さ。

  ★ 斎藤勲『ソノときの台詞』より。このセリフはおそらく映画『おかしなおかしな大追跡』に出てくる、

ロマンスが消えても残るものがあるわ。
老衰だろ。
信頼よ!

というセリフのパロディだと思う。パロディのパロディですか。

玄関のベルが鳴ったらね、そしたらね、返事する前に帽子かぶって手袋はめて出るのよ。そのときに来た人が嫌な客なら
“あら、申しわけない。出掛けようとしてるところなんです”
嬉しいお客さんだったら
“今帰宅したとこです”って言えばいいのよ。

  ★ 立川談志『家元を笑わせろ!』より。

元気なのかと訊ねないで 淋しかったと答えてしまいそう

  ★ 相曽晴日「夜明けに降る雪」の歌詩。『月の子供』収録。


研究者にもピークがあって、研究でもっとも脂の乗る時期は、30歳から40歳すぎくらいまでです。普通は1つのテーマに、5年くらいくっついてやっていきますから、研究者がその一番いい時期に研究できるテーマはせいぜい3つくらいなものなんですよ。安易にはひきうけられません。

  ★ ダイキンの就職資料『縁あって』の中にあった、営業と技術者の対談より。

研究をやっているものが人間である以上、測器が精巧になれば、人間の能率がいちじるしく上るということは、重要な意味をもっている。すなわち研究者の寿命が、非常に延びたのと同じことになっているのである。

  ★ 中谷宇吉郎『科学の方法』より。

謙虚すぎたらスターになれないですよ。

  ★ 上沼恵美子。Webサイト『テレビ・ラジオ・芸能1000ネタ大行進』より。

現行憲法がアメリカの押しつけだというなら、開国はどうなのか。ペリーの黒船軍団は、現代でいえば、核武装の空母、戦艦の大艦隊である。これで軍事的圧力をかけ、開国をせまり、それに続いて明治維新までもたらしたのだ。開国・倒幕・明治錐新は、たかが現行憲法の押しつけどころではない、もっと巨大な押しつけである。何故、これに反対しないのか。アメリカの押しつけによる開国・倒幕・維新反対。明治以後の政体打倒! 江戸幕府再興! と、何故いわないのか。

  ★ 呉智英『封建主義、その論理と情熱』(後に『封建主義者かく語りき』と改題)より。

原稿執筆。

ブロイラーは肥る。

白色レグホンは卵を生む。 オレは原稿を書く。

何か質問があるか?

  ★ 小田嶋隆。Web日記「偉愚庵亭日乗」より。

言語とはすなわちその社会の論理である。

  ★ 本多勝一『日本語の作文技術』より。文脈はこうなっている。

あらゆる言語は論理的なのであって、「非論理的言語」というようなものは存在しない。言語というものは、いかなる民族のものであろうと、人類の言葉であるかぎり、論理的でなければ基本的に成立できないのだ。「フランス語がフランス社会で役立っているのと同じように、ホッテントット語はホッテントット社会に役立っている」(千野栄一『言語学の散歩』)。ホッテントット社会では、フランス語はまるで「非論理的」であろうし、仮りに意味はわかってもその社会に無用な言葉が多いばかりで、必要な言葉は不足しているだろう。その意味では言語とはすなわちその社会の論理である。

言語は思考を規定してしまう。

  ★ 養老孟司だったっけ。

健康的には元気だと答えておこう。経済的には死にかけてる。

  ★ 景山民夫『トラブルバスター4 九月の雨』より。

現今は言語の効用がやや不当と思われる程度にまで、重視せられている時代である。言葉さえあれば、人生のすべての用は足るという過信は行き渡り、人は一般に口達者になった。もとは百語と続けた話を、一生涯せずに終った人間が、総国民の9割以上もいて、今日いうところの無口とはまるで程度を異にしていた。それに比べると当世は全部がおしゃべりといってもいいのである。

  ★ 柳田国男。

現在と云うのは、実は一番新しい過去のことだ。

  ★ 京極夏彦『塗仏の宴 宴の始末』より。

現在わかっていることから考えると、未確認飛行物体の説明としてもっともありえそうにないのは、地球外から知的生命体がやってきているという仮説である。

  ★ 米国科学アカデミー。1969年。スーザン・A・クランシー『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』より。

検察側も今回、私が署名を拒否した調書を裁判で証拠として請求しました。

  ★ 村木厚子。『週刊朝日』「談」「インタビュー 村木厚子元局長 夫に送った「たいほ」の3字」より。

原始時代の人はその恋人に初めて花輪をささげると、それによって獣性を脱した。彼はこうして、粗野な自然の必要を超越して人間らしくなった。彼が不必要な物の微妙な用途を認めた時、彼は芸術の国に入ったのである。

  ★ 岡倉覚三『茶の本』より。続きはこう。

現実って何でしょう?
現実とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考に現れる幻想だ。

  ★ 森博嗣『すべてがFになる』より。

現実にある武器がゲームに登場しているのであって、ゲームの武器が現実にあるわけじゃない。どっちが現実と虚構の区別がついてないんだか。

  ★ 2ちゃんねるより。

現実はいつも最もタチの悪いドラッグだ。

  ★ 山崎浩一『情報狂時代』より。

現実はハーレクイン・ロマンスではないのだ。

  ★ 山崎浩一『情報狂時代』より。

賢者は、自分がつねに愚者になり果てる寸前であることを肝に銘じている。

  ★ オルテガ『大衆の反逆』より。

賢者は真実を発見して喜び、凡人は間違いを発見して喜ぶ。

  ★ キャピトルの考察。『マーフィーの法則 ── 現代アメリカの知性』より。

賢人とはバカなことに熱中できる人間のことだ。

有意義な仕事に熱中するのは、単なる欲深。

  ★ 小田嶋隆。Web日記「偉愚庵亭日乗」より。

現代社会に安息が少ないとは思わない。現代ほど安定して安心できる社会はこれまでの歴史になかったのでは?

  ★ 森博嗣『臨機応答・変問自在』より。

現代戦は、先に撃ったほうがすべてを決するというのが現実です。

  ★ 麻生幾『宣戦布告』より。

現代の学校というのは骨の髄まで、教師と文部省のために存在するのである。

  ★ 原田茂「「超低次元」数字の世界」より。『あぶない数学』所収。

現代の伝説では、かつてのように自然と密接なつながりをもって空想されたような、動物の姿をデフォルメした妖怪はあまり登場しない。有名な「口さけ女」にしても、戦前から存在していた「怪人赤マント」にしても、あくまで怪人・奇人・変人の系列につらなる「ヒト」であるとみなせる。妖怪よりも人間そのものが恐怖化の対象とされやすいところに、現代人の心性が見いだされるようにおもわれる。

  ★ 何何何?『現代伝説考 ---恐怖と願望のフォークロア---』より。

現代の表現とは、好むと好まざるとにかかわらず、割り切ることデジタルとの付き合いを含むものなのだ。

  ★ 近田春夫『考えるヒット』より。

現代の恋愛はマンションの鍵に似ている。一応信頼しているが、いくらでもスペアーが作れることも自覚している。

  ★ 出所不明。バブル期のもの。

現代は科学の時代で、物事を究明せずにはおかないという精神が主流です。それはそれで大事ですが、究明を急ぐあまり大切なものを壊しかねない。『あらわにしない』という感性も忘れないでいたいと思います。

  ★ 河合隼雄。

現代は機械と人間との倦怠期なのだ。誰もが、実用化されている機械の勤勉ぶりに対して白けきっている。あるいは、機械の合理性をおそれはじめている。

  ★ 寺山修司、矢牧健太郎『新版・遊びの百科全書〈5〉遊戯装置』より。

現代は他の時代より上であるが、自分自身より下だ。きわめて強力でありながら、同時に自己の運命に不安をいだく。自らの力に誇りをもちながら、その力におびえている。

  ★ オルテガ『大衆の反逆』より。

建築家は、建築に期待し過ぎています。建築が人の生活や社会を変えるなんて幻想は建築家の思い上がりだと思う。新しい設計の小学校を見ればわかる。子供たちの何が変化したのか。ファミコンほどの影響力もなかったのではないか。

  ★ 森博嗣『臨機応答・変問自在』より。

建築って、なにをウダウダ言おうとも、しょせんはニュートン力学とユークリッド幾何学の範囲で片づくものでしかないわけで、それ以上の話は痴的なおしゃべりでしかない面はかなりあるのですわ。

  ★ 山形浩生。「黒木のなんでも掲示板」より。

現場に立って現場を見ろ。頭脳は多数だが、体は一つしかない。

  ★ 出所不明。

憲法には未来の理想が込められているという意見もあるが、そういう人は、日本の政治が他に例のないほど優れた力をもっていると信じているだろうか。日本政治力は、世界の中でさほど優れているわけではなく、近年に至っては、明らかに並かそれ以下であろう。そうした国が高邁な理想を掲げ、それを実現できると世界に対していうのは、じつは不正直なことではないか。

  ★ 北岡伸一。

「権力」とは、(a)他人を支配し、かつ、(b)支配されるのを拒む、姿勢である。

  ★ デボラ・タネン『「愛があるから…」だけでは伝わらない』より。

言論は自由なんていうが、身の危険までは守ってくれないのだ。暗殺されては、ほかのやつらを楽しませるだけ。

  ★ 星新一『できそこない博物館』より。


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