<今号の名言>集


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赤色のマーク(など)が最終更新分です。










霊魂は不滅である。何となれば人々はこの考えを欠くことを得ないから。

  ★ ゲーテ。

零細プロダクションでの責任感は、往々にして本人の命を縮めることになる。

  ★ 西岡文彦『編集的発想 ── 「知とイメージ」をレイアウトする』より。

霊、というのは解り難いものを解り易くするために考え出された記号のようなものだ。例えば数字と同じだ。この世にイチというモノは存在しない。だから数字はない、というのは暴論で、やはり間違いだが、それに対する反論が、目に見えないだけで本当はイチというモノはあるのです、というんじゃあこれはお笑いじゃないか。霊は、それ自体がある、ないというようなものじゃない。

  ★ 京極夏彦『姑獲鳥の夏』より。

黎明期、ロックをやろうとする人達は、一様にラブソング的ではない表現にこだわっていた。あるいはラブソングなど恥ずかしくて書けないような体質を持ったものだけがロックをやっていた時代だったのかも知らぬが、フォークや歌謡曲じゃねェんだからよォ、という確固たる意識があったのは事実である。実は私など、いまだにロックとは非ラブソングがラブソングに打ち勝つことだと信じているところがある。ロックもポップスもフォークも歌謡曲もつまるところ流行歌である、という意見はもっともだけれど、そういう物わかりの良さとはどうしてもなじまぬ何かを感じさせてくれるのがロックの真髄なのではないか。

  ★ 近田春夫『考えるヒット2』より。

歴史が私にどんな関係があろう。私の世界こそが、最初にして唯一の世界なのだ。

  ★ ウィトゲンシュタイン『草稿1914-1916』より。

歴史研究の対象は過去ではない。というのは、それは過ぎ去ったものだからだ。歴史学の対象は過去の中の現在、ここにあり、いまだ過ぎ去り行かぬものである。過去が明るくなるのではない。過去はもはや存在しない。現在ここにおいて、過去の中でいまだ過ぎ去り行かぬものに光が当てられるのだ。

  ★ ドロイゼン。

歴史に残るような思想は、多分どれも、他になすすべがなかった人によって、苦しまぎれに、どうしようもなく作られてしまったもの、という一面をもつはずである。

  ★ 永井均『ウィトゲンシュタイン入門』より。

歴史は繰り返すか? 歴史繰り返さない

  ★ 加藤千幸『国際情報の読み方 ── こうすれば世界が見える』より。

レコード屋からの帰り、早くジャケットの中を見たくて、電車の中で広げたいのだけど、ちょっとはずかしい。

  ★ 早川義夫『ラブ・ゼネレーション』より。

レジでサービス券を配るときも、おつりと一緒に渡すビール無料券は捨てられやすいです。でも、くじを引いてもらい、当たりが出てもらったビール無料券は大事にされやすいです。ほとんど当たりくじにすればいいのです。くじを作る手間はかかりますが、ひと手間かけることが販促の成果を上げるコツなのです。

  ★ 森久保成正『お好み焼 たこ焼 いか焼 鉄板焼 最新技術教本』より。

レス付けって、顔文字で笑って心で泣くものなんですね……。

  ★ 2ちゃんねるより。

レストランが本調子になるまでには時間がかかる。予定など立つものではない。各店それぞれの歩調で進むのだ。店としてのまとまりができ、すべてがスムーズに運ぶようになるまで、1年か、2年か、それ以上かかることもあるだろう。しかし、そうやって築いたまとまりは、すぐにわかる。ドアをくぐったとたん、店に流れるエネルギーを感じるはずだから。

  ★ ルース・ライクル。ダニー・マイヤー『おもてなしの天才 ── ニューヨークの風雲児が実践する成功のレシピ』より。

レストランの印象をよくするために、高級地域の住所が必要だという考え方にはわたしは反対だ。しゃれた場所を手に入れられても、その多額の経費はお客様に食事代として負担させることになる。優れたレストランが高価なレストランと混同されるゆえんだ。

  ★ ダニー・マイヤー『おもてなしの天才 ── ニューヨークの風雲児が実践する成功のレシピ』より。

劣性遺伝子を残し社会を停滞させるようにも見える欧州の一夫一婦制度が世界の標準になったのは、遺伝子の多様性を最大限に温存するためである。

  ★ 『日経サイエンス』1992.09 p.147「アイディアはいかに生まれるか」書評文中より。

劣勢にある将兵は、味方の接近をも敵だと誤ることが多い。

  ★ 柘植久慶『グリンベレー 戦場のサバイバル』より。

レーニン、毛沢東が非合法時代覆面をしましたか? 覆面をして人々を説得できますか? 説得できる理論があって、それでも成功しないのが革命なんですよ。覆面なんかしてては革命は成功しません

  ★ 堀井敏夫。大阪大学教養部教授。アジ演説で講義を妨害する中核派に向かって言った言葉。

恋愛が与えることのできる最大の幸福は、愛する女性の手を握ることです。

  ★ スタンダール。

恋愛 ── 経験は人に何も教えないという証拠。なぜならば、1回の恋愛が終っても人はまた性懲りもなく別の恋愛を始めるからだ。

  ★ ポール・ブールジェ。

恋愛そのものが多くの偶然によりはじまるのと同じく、両者とも納得のいくような別れがあるわけでもないだろう。

  ★ 何何何?『現代伝説考 ---恐怖と願望のフォークロア---』より。

恋愛中ってもっと楽しいと思ってた。

  ★ 大黒摩季「ら・ら・ら」の歌詩。

恋愛で最も悲しいのは、永久に続かないことだけでなく、その引き起こした絶望さえすぐに忘れることだ。

  ★ ウィリアム・フォークナー。

恋愛とは、美しき誤解であり、誤解であって差し支えありませぬ。そして結婚生活とは恋愛が美しき誤解であったということへの、惨憺たる理解であります。

  ★ 出所不明。日本の作家なのだが、誰かまでは覚えていない。

恋愛とは少量の愚かさと有り余る好奇心に過ぎない。

  ★ 出所不明。

恋愛とはなにか。私は言う。それは非常に恥ずかしいものである。

  ★ 太宰治。

恋愛なんてゲームみたいなものだ。ゲームの規則は自分で決めればいいのさ。

  ★ 山口雅也『不在のお茶会』より。

恋愛なんて……恋愛なんて……ハハハ。恋愛なんて何でもないじゃないですか。ほんの一時の欲望じゃないですか。永遠の愛なんてものは男と女が都合によって……お互いに許し合いましょうね……といった口約束みたいなもんじゃないですか。お金のかからない遊蕩じゃないですか。

  ★ 夢野久作『女坑主』より。

恋愛の徴候の1つは彼女は過去に何人の男を愛したか、あるいはどういう男を愛したかを考え、その架空の何人かに漠然とした嫉妬を感ずることである。

  ★ 芥川龍之介『侏儒の言葉』より。

恋愛は永遠である……それが続いている限りは。

  ★ アンリ・ド・レニエ。

恋愛は発狂ではないが、両者に共通な点が多い。

  ★ カーライル。

恋愛は本能でもなければ、普遍的人間性のあらわれ、すなわち人間ならだれでも持つ感情でもない。それは男女の関係を説明し安定させるために発明された、皆に共有される幻想であって、恋愛したから一緒にいるというのは、金のため、神に誓ったから、家存続のため、とまったく同次元の問題なのだ。人間だから恋愛するというわけではないし、正しい恋愛があるわけでもない。それに日本では恋愛は西洋から明治に輸入され、戦後のハリウッド映画の影響で普及したものなのだ

  ★ 浅羽通明『ニセ学生マニュアル ── いま、面白い「知」の最尖端講義300』より、だったと思う。

恋愛を1度もしたことのない女はたびたび見つかるものだが、恋愛をたった1度しかしていない女は、滅多に見つからない。

  ★ ラ・ロシュフーコー。

練習をしないスポーツ選手はおらん。じゃあヴォイストレーニングをしない“歌手”があり得るか?

  ★ クワトロ。


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