古本で手に入れた本3冊

ブックオフで雑誌や本を漁っていると、かねて探していた雑誌などを見つけたので、釣果を3冊ほど披露しておこう。

■『Meets Regional』2005/05号


『Meets Regional』2005/05号

まず、『Meets Regional』2005/05号。『Meets Regional』(ミーツ・リージョナルは京阪神エルマガジン社の出している月刊のグルメ雑誌(?)。『L-magagine』は廃刊になっちゃったけど、こちらは元気で別冊もたくさん出ている。料理のみならず料理人やお客さんを含めて、生き生きとしたいい写真が多いのも特徴。
京阪神限定なので、『dancyu』のようにせっかく「うまそう!」と思ってもその店はたいてい首都圏……。。・゚・(ノД`)・゚・。なんて悲しいことがないので嬉しい。

私が探していたこの号の特集は「ほんとは濃い味、好きなんです。」。ここで「上方地ソース図鑑。」と題して、なんと神戸・京都・大阪・和歌山の地ソース24種類を5ページにわたって紹介している。これは「地ソース」が大きく注目されるきっかけを作った、まさにエポックメイキングな特集だった。
紹介されているソースのブランドは、(大阪)イカリ、タカワ、ヒシウメ、ヘルメス、金紋、星トンボ、大黒、(京都)アジロ、オジカ、ツバメ、パパヤ、蛇の目、(神戸)オリバー、ばら、ブラザー、プリンセス、ワンダフル、敬七郎、七星、タカラ、メイジョー、(和歌山)羽車、三ッ矢、大陽。
ただ紹介するだけではなく、編集部で全部試食して「辛」「酸」「深」「スパイシー」「コスパ」「甘」のレーダーチャートを作成。試食には串カツを用い、串カツに合うソースのベスト3を出している。またこの結果から空想して(^O^)、「ポテトサラダ」「肉まん」「目玉焼き」に合うソースのベスト3も紹介している。このメニューがまた、関西っぽくて泣けてくるね。(^O^) というわけで、編集部の選んだベスト3はこんな感じ。

1位 2位 3位
串カツ ばら
レストラン
ツバメ
ゴールド
ヘルメス
串カツ屋さんの
ポテトサラダ ヒシウメ
たまり
金紋
ウスター
七星
ウスター
肉まん 蛇の目
昆布入り
大黒
ウスター
羽車
熟成ウスター
目玉焼き ブラザー
ウスター
オジカ
ウスター
プリンセス
ウスター

ただ、どうしてワンダフルとブラザーだけ試食にウスターではなくとんかつ/お好みソースを使ったんだろう?という謎は残る。

この特集は7店ものトルコライスを紹介していたり(それがまー笑っちゃうくらいバラバラ。(^O^) トルコライスというのは「トルコライス」という名前でつながってるようなもんだ)カレーうどんの固め打ちで紹介していたり、とても楽しい号だった。関西在住の人なら是非入手すべし!と思う。

■『シブすぎ技術に男泣き!』見ル野栄司


『シブすぎ技術に男泣き!』見ル野栄司

シブすぎ技術に男泣き!』はリクルートのリクナビが運営するTech総研というエンジニアをターゲットにしたサイトに連載中のマンガ。

オンラインでバックナンバーも閲覧可能なので敢えて紙で読む必要はないといえばそのとおりなのだが、見つけてしまったものは仕方がない。(^^; 面白いということはわかっているし、そして私がいつかこのブログで紹介しようと思っている眞崎照郷氏のことを題材にした回があったので。

眞崎照郷氏は製麺機を発明した人。
ラーメン屋のみならず今でも多くの麺屋で使われている製麺機は、みな眞崎氏が発明した製麺機を源流にしている。彼の大きな苦労なくして今の麺業界の隆盛はない。この製麺機はアジア各国にも輸出&デッドコピーされ、日本どころかアジア圏の麺文化を今に至るまで支えている。私もいつか是非、彼について紹介したい。彼についての資料はあまり多くはないが、『麺の世界』という雑誌にも小伝が載っている
この回のマンガももちろんオンラインで見ることができる。
興味を持った方はこれらリンク先にあたってみるといい。

もちろんこのマンガはそれ以外の話も面白い。
1回が少し短いのが残念かな。

■『ラーメンWalker 関西2009』


『ラーメンWalker 関西2009』

実はこれは既に持っている。(^^;
この号の掲載店については全く評価していないけども、巻末の特集「ラーメン温故知新」が素晴らしい。これはまさに「保存版」と言うべきで、状態のいいものが安かったので確保したというわけ。

この特集のナビゲーターは関西ラーメン界の事情通として知られるPAPUAさん。

関西のラーメン史は大正元(1912)年の大貫本店のオープンに始まる。そう、ちょうど100年前。これは日本で最初のラーメン店といわれる東京・浅草の来々軒開店のわずか2年後にあたる。その来々軒も昭和51(1976)年に閉店した。つまり……、「ここは関西で、最も歴史のある中華そばの店です。いや、現存する店としては、日本で一番古いかもしれません」(PAPUAさん)ということになる。
ここから100年の関西ラーメン史の年表(労作!)が掲載され、歴史上欠かすことのできない店をPAPUAさんが実際に訪問し紹介する。


年表(デカいので畳んだ)

特集タイトルの「温故知新」とはまさしくそのとおりで、歴史ある店が今も残っていることが素晴らしく、またそれらの店が、移り変わりの激しいラーメン界にあって新店と伍して戦っている姿は、ラーメンというものの奥深さを感じさせる。
上記のとおり、今年で関西のラーメンの歴史はちょうど100周年を迎える。
今年こそ、この特集が紐解かれるのにふさわしい年だ。
今、この本は新品では手に入らないが、古本ならタダみたいな値段で売られている。関西のラーメン好きなら是非手に入れておくべき1冊だと思う。今はそんなの興味ないと思うかもしれないが、いつか買っておいてよかったと思う時が来るはず。
「次はこれが流行る」「これからはこれ!」というのもいいけれど、せっかくの100年の歴史、区切りを迎えた今年、改めて財産と認識したい。

残念なのはせっかくPAPUAさんと同行取材しているのに写真がショボいこと。『Meets Regional』と比べてしまうといけないのだろうが、何というか、『ラーメンWalker』のカメラマンはラーメンがあまり好きじゃないのかもしれないなあ。
あと残念なのはこの特集以外の内容が全然ダメなことかな。(^^;; まあそこはそれ、この特集だけの本だと割り切ればよろし。(^O^)

そういえば京都の第一旭新福菜館が1枚に納まっている写真が載っているのも珍しい。


第一旭たかばし本店(手前)と新福菜館本店

普通のラーメン雑誌だと、それぞれの店を紹介するのに両店が隣り合っていることすら触れずに、店の写真もお互いの店が写り込まないような構図で撮られる。この事実を敢えて無視する不自然さを感じていたけど、「歴史」という別の視点からだと何の問題もないようだ。

今年はこの特集を参考に「関西ラーメン史を探る」でラーメンのハシゴをするというのもいいかもしれないよ。イマドキの味との違いを感じ、そしてそれが今でも生き残っている理由を感じるツアー。まさに温故知新。


突然食いたくなったものリスト:

  • ちりとり鍋

本日のBGM:
結婚しようね /WINK




3 個のコメント

    • うえっち on 2012年3月8日 at 8:10 午前
    • 返信

    ソース特集買った覚えが。。先日の引越しで大量に捨てた雑誌群の中にあったかも。。。

    • hietaro on 2012年3月10日 at 9:57 午後
    • 返信

    いい号だから、君がそんな愚かなことをしていないことを祈っておくよ。(^O^)

    • SP on 2012年3月10日 at 10:33 午後
    • 返信

    セミコン見ル野さんのマンガは私も読んでたはずなんだけれど、その製麺機の回は読み逃していた。
    なので、今、リンクを辿って読了。 満足、満足。(^^)

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