前のエントリ(「道とん堀大阪本店が閉店していた」)を書く時に見つけてしまった衝撃の話。
大阪・千日前にある千とせという店には「肉吸い」という名物料理がある。
なんば花月に近いこの店は、芸人もたくさん通っている。その昔、新喜劇のスター・花紀京が頼んだのが始まりというのがこの肉吸い。
解りやすくいえば、「肉うどんのうどん抜き」だ。肉の吸い物で「
千とせは小さな店で、今でもこの名物メニュー目当てに昼間には行列もできる。
最近ではコンビニでも「千とせ監修」の肉吸いが発売されたりして、ひょっとしたら全国的にも少し知名度を得たかもしれない。
元々がうどんであること、ダシあってのメニューであることなど、いかにも大阪のメニューだ。
で。
肉吸いでググってたら、食べログでこんなものを見つけてしまった。
串かつ でんがな。
東京周辺でかなりの数を展開する串カツのチェーン店のようだ。
串カツも「大阪的」なメニューだと認識されているのだろう。それは店名を見てもわかる。
この店は肉吸いも出している。
大阪の串カツ屋で肉吸いも出してるところなんてあまりないと思うけど、まあ大ざっぱに「大阪的なもの」という括りで、向こうでは違和感はないのだろう。
しかしこのメニュー名がいかにも東京的でステキだ。
「牛肉吸い 480円」
東京は肉吸いでも牛肉は「肉」ではなく「牛肉」って書くんだなあ。(^^;
……という話は、このエントリのマクラだ。
私が衝撃を受けたのは、このメニューではない。
この↓メニューだ。
串かつ でんがな
ついてるキャプションを見てくれ。
「肉吸いうどん」。
……。
マジか。
「肉吸いうどん」とな。
「肉吸いうどん」ってことはおまえ、「どんより曇った日本晴れ」みたいなもんか。「マイクロソフトのiPhone」とか。あるいは「ブラック微糖」か。
1周しとる。(^^;
「肉吸い」自体を何なのかわからないまま出してるんだろうなあきっと。(>_<)
雰囲気だけ何となく大阪ならそれでいい。まあ飲食なんて「空気」だからそれはそれでいいとは思うけどね。
でもま、笑っちゃうのは仕方ないよ。(^O^)
2013/10/17追記:
公式サイトのメニューにも、はっきり書かれてるのね。(^^;
肉吸いうどん 580円
しかし、そうか。うどんが入ると「牛肉吸いうどん」にはならないんだ。(^^;;
突然食いたくなったものリスト:
- ミックスナッツ
本日のBGM:
眠れない夜 /泉谷しげる
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