これまで何度か話題にしてきたお好み焼き店「道とん堀」大阪本店が、2013年9月末日で閉店していた。

道とん堀ウェブサイトより
↓過去に話題にしたエントリ。
・素敵な偶然(2010年5月7日)
・お好み焼き店のキャベツの切り方と生地(2010年10月3日)
・もうちょっと調査なり何なり(2012年8月21日)
どちらのエントリもメインの話題ではないけれど、お好み焼き店「道とん堀」についても触れている。
改めて書くと、現在日本最大のお好み焼きチェーンである「道とん堀」は、その名前とは裏腹に創業の地は東京都福生市。
まあ神戸らんぷ亭だって関西にはないし、トルコライスをトルコ料理だと思う人もいないわけで、この手の名前については必ずしも悪印象を持つわけではない。
しかしここは、はっきりとこの名前が与えるイメージを利用している。とはいえ商売だからまあ、そういうイメージ戦略もアリだろう……とも思うのだけども、道とん堀が新たに展開しようとしているブランドが「串カツ新世界」だと聞いてしまうと、もうそういう心のブレーキは外しちゃっていいんじゃないかと思うようになった。><
しかもこの「串カツ新世界」は、ビリケン像を置いて「2度づけ禁止!」。そしてなぜか肉吸いまで出してる。><
もう好きにしやがれ。
で、こういう名前を持つチェーン店のイメージ戦略としては、やぱり本当に大阪の道頓堀に店を構えたいところだ。
それが叶ったのが2007年3月。
道頓堀の、千房(大阪のお好み焼きチェーン)とわらい(京都のお好み焼きチェーン)の間に鳴り物入り(「おかんドリーム」)で乗り込んできた。

道頓堀にあった道とん堀大阪本店
そしてこの店には「大阪本店」と名前をつけた。
関西以外の人が見れば、おそらくこれを本店だと思うことだろう。(この人もそうだろうなあ。⇒食べログのレビュー)
つまりここは、このチェーンのフラッグシップとなるべき店だということだ。採算以上に、「ここにある」こと自体が重視される店。
当初の目論見としては、ここを起点に関西圏の店舗を増やしていく予定だったのだろう。ここが開店した当初は「3年後[=2010年]には関西圏で150店舗まで増やす計画」とのコメントもあった。
しかし↑で貼ったサイトの画像を見てのとおり、2013年10月現在、大阪府下に2店舗しかない。3店舗あったのが大阪本店が閉店したから2店舗だ。(2010年にエントリを書いた時点では4店舗だった)
その「大阪本店」を閉めたと。
つまり、道とん堀の関西戦線は敗北、「大阪本店」の放棄により撤退戦に入ったということなのだろうか。
あるいは逆転の秘策があるのか。
これからの推移を(串カツ新世界と共に)見守りたい。
……結局、この店一度行っただけだったなあ。その時の話は少しだけ「お好み焼き店のキャベツの切り方と生地」に書いた。
ちなみに道とん堀福生本店というのもあるが、これも創業店ではないそうだ。
様々なチェーン店の「本店」ばかりを巡るという面白いブログ「本店の旅」さんで、ここもレポートされていた。
・お好み焼 道とん堀 本店 福生本店
ところで道とん堀公式サイトの「全国の店舗一覧」というページは、全国の店舗を一覧できない。(^^; 「一覧」という言葉の意味を知ってるのだろうか。
突然食いたくなったものリスト:
- きのこのホイル焼き
- さんま
- ビール
本日のBGM:
颱風 /はっぴいえんど
颱風歌 /SADISTIC MICA BAND
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