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南大阪のつけ麺、夢のコラボっっっ!

 何度か書いた話だけども、この10年ほどで大阪のラーメンはそれまでとは比較にならないくらい大きな進歩を遂げた。

 そしてその過程で起こり、現在でも続いている関西のつけ麺ブームの中で、大阪にはいい店がたくさん出現し、大阪の「麺地位(^O^)」浮上に大いに貢献している。

 ちなみに今の関西でのつけ麺ブーム、関東の人にとっては「何を今さら」感があるのかもしれない。しかし、10年前の大阪のラーメンのレベルでは、つけ麺のムーブメントは起こりようがなかった。つけ麺は麺中心の食べ物だけども、当時、まともな麺を食わせるラーメン屋なんて大阪にはなかったんだから。大阪でのつけ麺のパイオニアであるつる麺(鶴橋→東大阪→閉店)や純情屋は、数年間はかなり孤独な戦いを続けることになる。

 21世紀に入って関西ラーメン界に庄司忠臣氏(当時秀次郎という店にいた)が出現し、「ラーメンは麺」という原点回帰的なスタイルを唱えた。今となれば当たり前のことだけども、当時の大阪のラーメン界は「ラーメンはスープ」という考え方が主流で、例えば脱サラしてラーメン屋を始めたいと考えれば、まずスープを苦労して開発し、そのスープに合った麺を製麺所から買うというのが標準的な行程だった。それに対して庄司君の、自家製麺にこだわり麺を旨く食べるためのスープを作るというスタイルは、当時の大阪ではかなり前衛的だった。これに若い、新しい店の店主たちが影響を受けて広がっていき、大阪でもやっと、ラーメンの中で「麺」が重視されるようになった。今では大阪でも自家製麺はさほど珍しいものではない。言ってみれば、庄司君は関西ラーメン界の綾辻行人だ。(^O^)
 さらに同じ時期に洛二神あたりが先鞭をつけたWスープのムーブメントと相俟って、今大阪のラーメン界は2000年代開店世代のムーブメントが見事に花開いた段階になっている。今の大阪のラーメン界を見ると、10年前とは本当に隔世の感がある。それは当時のラーメン情報誌を見てもよく実感できる。

 こんな、10年前に比べて麺が圧倒的によくなったという背景ができて初めて、関西では「麺を味わう」という当たり前のことが当たり前にできるようになり、これが必然的につけ麺ブームを呼んだのだと、そんなふうに理解している。私は。

 さて、そういった大阪の底上げがあった、という話は前振りでして。
 ……いや、まだ少し前振りは続く。

 大阪の中でも、これまで雑誌などで大きく採り上げられてきたのは大阪市中央部以北の地域の店が多かった。

 これは、庄司氏の店麺哲をはじめ多くの人気店が集まっていることや、人口の密集具合(市場性)という理由があるのだと思う。

 つけ麺についても、麺野郎高槻きんせい弥七などの人気店は大阪市中央部以北の地域の店が多い。

 しかし。

 南大阪を忘れてもらっちゃ困りますよ。

 ここではつけ麺の話をするけども、南大阪には純情屋綿麺という、つけ麺ではトップクラスの2店がある。

 という大袈裟な前振りをしておいて、本文はかなり軽い話で恐縮なのだが。(^^;

 先日、私は南大阪のラーメン秘密結社、「麺足会-R」(仮称)の会合に参加した。
※「麺足会-R」のRは、GT-RのRだとも、ロマンチックのRだとも言われている。(^O^)

 今回の企画はこの、大阪屈指かつ南大阪にある名店、綿麺純情屋の非公式(=プライベート)コラボ企画。(^O^)

 平たく言ってしまえば、純情屋の極太麺を、綿麺の濃厚豚骨つけ汁で食べてみようではないかッ!」という企画なのだった。

 先日、「2008年に食べたラーメン/つけめん」というエントリの中で、
 

 この(純情屋の極太)麺を綿麺や弥七のような強めの動物系スープで食べてみたいと思うんだけど、何とかならないかなあ。

 
 と書いたけども、その矢先にこの企画の実現ですよ。(^O^)

 正直、自店のスープ(つけ汁)と他店の麺(あるいはその逆)を組み合わせて食べるのってあまり気持ちいいものじゃないんじゃないかと思うんだよね。

 純情屋のオヤジの方はそういうのは本当にどこ吹く風で、「やるなら好きにしぃ~」みたいなノリなんだけども、これはこのオヤジが特殊なんだろうと。綿麺の方はどうなんだろうと思っていたら、そうでもなかったようだ。

 「ボク自身、興味あるから」と綿麺主人。
 「絶対合うと思ってました!」と綿麺夫人。(^O^)

 実は綿麺夫婦は純情屋の常連客でもあり、そのあたりからこんな企画があっさりと進んでいたのだった。

 こんな面白い企画は絶対に外しちゃいかんでしょ。
 だから私は無理を言ってこの秘密会合(^O^)に潜り込んだ。\(^O^)/

 夢の舞台は某月某日、閉店後の綿麺店内。
 参加者は綿麺夫婦と純情屋のYA君と私。私とYA君(当日は休暇)が先に純情屋に寄って、麺とスープを調達してお邪魔した。

 みんなワクワクしながら、幻の綿麺チャーシュー盛りやおいしい天ぷら(!)などいただいて、もちろん御主人(とYA君)はお酒が入り、和気藹々と楽しいお話に花が咲いた(私はクルマだったので、お茶……。。・゚・(ノД`)・゚・。 )。そして盛り上がってきた頃、「さて、そろそろ……」と、夢のコラボに突入。

 ……こ、これが、ゆゆゆ夢のコラボつけ麺だッ!



綿麺のつけ汁+純情屋の極太麺(具は綿麺のもの)
麺が少なく見えるのは2玉のつけ麺を4人で分けたから


純情屋の3層3回圧延極太麺側からのアップ(^O^)


綿麺の1時間低温熟成チャーシュー側からのアップ(^O^)
このチャーシューがまた素晴らしい。


綿麺のつけ汁


 いやあ……。

 うまいッ! \(^O^)/

 流行りの表現を使えば、

(゚д゚)ウマー(゚д゚)ウマー(゚д゚)ウマー(゚д゚)ウマー(゚д゚)ウマー! …

 というところかな。ギャハハ。(^O^)(^O^)(^O^)

 いやー、うまい。

 純情屋の麺は、やっぱり強いつけ汁でも全く負けないってことが(予想はしていたが)確認できた。
 数ヶ月前から純情屋の麺は格段に良くなったし、綿麺の豚骨スープのまとめ方も素晴らしい。
 ひょっとしたら、この取り合わせは最強かも。
 ただ、強力すぎて毎日は無理な味かもしれん……。(^^;

 そして別の麺(純情屋の平麺と細麺)で食べてみて、綿麺のつけ麺の全粒粉平麺がこのつけ汁にぴったり合っていることも判った。純情屋の平麺と細麺ではこのつけ汁に圧倒的に負けてしまい、おいしくない。
 正直、私は今まで、綿麺の全粒粉麺の麺の香りを実感していなかったのだけども……、比べてみるって凄いね。この濃厚な豚骨のつけ汁にはあの麺はぴったり合うのだ。

 つまり、このつけ汁には綿麺の全粒粉平麺、純情屋の極太麺の両方とも、むちゃくちゃ合う。しかしそれぞれ自店でのメニュー(綿麺:豚骨つけ汁+全粒粉平麺 純情屋:醤油つけ汁+極太麺)の方が、飽きずに食べられる味だろう、というのが今回の結論だった。

 何と言ったらいいのか、

「最初の3回は、このコラボつけ麺を食べたい。でもそれ以降はレギュラーメニューを注文するかな」

 という感じ。わかってもらえるかなあ。

 正直、こんなに大成功するとは……いやまあ、合うだろうとは思ってたわけだけども、それでも想像以上の素晴らしい結論に、私たち一堂、ビックリしまくり。

 こういう企画はある意味、危険をはらんでると思うんだよね。旨くても不味くても。でも、見事に一番いい結果が出た気がする。
 短期決戦?ならコラボつけ麺、長期的にみればそれぞれの店のメニューが勝っているという。

 うれしいなあ。(^O^)

 結局この日は、

純情屋のラーメンのスープ
綿麺のつけ麺のつけ汁
綿麺のラーメンの和風豚骨スープ

 と、

純情屋の極太麺・平麺・縮れ細麺
綿麺の中太麺、細麺(太平麺は品切れ)

 を試したのだけども、その中では特に綿麺の中太麺、そして和風豚骨スープの出来の良さが際立っており、再評価することもできた。

 満足満足。

 コラボつけ麺を食べる綿麺夫婦。素敵な笑顔です。(^O^)





 旨いものを食べると、誰でも笑顔になるね。
 旨いものって素晴らしい。

 次は純情屋で、純情屋のスープやつけ汁をベースに綿麺の麺を食べてみたいなあ。

 是非、実現してもらおう。

 その時も、私は絶対に紛れ込むぜ。(^O^)

 綿麺純情屋は、南大阪の財産ですよ。

 綿麺のご夫婦、ほんと、お世話になりました。ムチャクチャ楽しかったです。

 m(_ _)m m(_ _)m

 このエントリはまあ、何というか、単なる自慢です。(^O^)

突然食いたくなったものリスト:

  • IKEAのホットドッグ

本日のBGM:
Under Control Of Law /METALLIQOUR


 


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