先日のラーメン産業展には割り箸の業者も出展していた。
店名など好きな文字を刻印できたり、箸袋が「おみくじ」になってたりと、いろいろ工夫があってなかなか楽しい。
その中で、面白いというか、気になったのが「e-stick」という割り箸。
割り箸なんだけど、プラスチック製。
洗い箸じゃないのよ。割り箸。
2本とも箸の長さは同じ
写真の2膳の箸は基本的に同じデザインだが、赤い方には「箸置き」がついている。(^O^)
箸置き付きバージョン
この箸置きが役に立つのかどうかはよくわからん。(^^;;
この箸は割り箸なので使用は1回限り。使うと専用の回収箱に入れて着払いで業者に送付する。業者ではこの使用済みの箸を 洗浄⇒リサイクル して、木製の割り箸に比べてCO2の排出を削減できるという。
口頭での説明では 洗浄⇒粉砕⇒再成形⇒割り箸として再生 だと認識したのだけれど、サイトを見るとそこまではっきりとリサイクルの内容は説明していなかった。
#「使用後のイースティックは当社が回収しリサイクルいたします」としか書かれていないので、まあ「割り箸として再生」とも受け取れるし、そうでないようにも受け取れる。箸袋には「使用済みのプラスチック割箸は回収され様々な製品に活用されます」とある。「様々な製品」となると、
「しかしプラスチック製だと、食べ物が滑って使いにくいんだよねえ」
と、思うでしょ? 私もそう思った。
特に麺類を食べる時は、これはかなり決定的で、だからこそ(塗り箸ではなく)木製の割り箸が合う、というのもある。
しかしなんと(^O^)、写真の箸は、麺専用に開発された箸なのだ。
箸先は、こういうことになっている。
先端恐怖症め、恐がるがいい。
サイトによると、
「スープが良く絡む箸!箸の先端にスープを絡ませるスープ溝を持たせました。旨みを7倍絡めてお口まではこびます!」
だそうだ。やるじゃないか。(^O^)
で、これで1膳数円(送料など込み)。
高いか安いかはよくわからん。割り箸は1膳1円以下のはず。
洗い箸だと洗うコストとかもあるし。
でも、なんか面白いね。
箸の先はこうなっている。
ギザギザで麺を、ミゾでスープをhold!(かな?)
純情屋のYA君が言うには、この箸の先の形状だと、箸を持った時にギザギザが鉛直方向になるのでやっぱり麺が滑っちゃうだろうから、↑の図で言えば左右方向にギザギザをつけないと意味ないんじゃないかと。
それに対して私は、
「いやそれはどうかわからんぞ。F-1のレインタイヤとスリックタイヤの違いっていうのは水を逃がす溝があるかないかや。ほら、ここにスープをholdするミゾがある(↑図の灰色部分)。水分はこの溝に逃げて、麺はあっさりとholdするのかもしれん。ひょっとしたら普通の塗り箸を使うと麺が滑るのはギザギザがないからよりも、ミゾがないからかもしれん」
ちなみに私もYA君も、この箸を使ったことはない。(^O^)
今度どっちが正しいか試してみよう。
ちなみにミナミの宗家一条流がんこラーメン十八代目で使ってる洗い箸は、麺の引っかかりといい清潔感といい、ラーメン屋の洗い箸としては最適の部類なんじゃないかと思う。
突然食いたくなったものリスト:
- フロマージュ1-2
本日のBGM:
Hearts /Martin Balin
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