先日、ある取り壊し前の民家に行くことがあった。
築40年くらいの木造建売住宅。1970年代のサラリーマンが買う、ベッドタウンの1軒家だ。
子供が1~2人いる30~40代の働き盛りの若い夫婦がメインの買主だったのだろう。老後のことなんか想像もしてなかったような急勾配の階段が特徴的。(^^;
内装を見る限り、家主はちょっと凝った感じの雰囲気が好きだったんだろうと想像できる。素人仕事ながらいろいろ手も加えていた。
その中で一番印象的だったのが、お風呂だった。
狭めの浴室の壁に、こんな絵が描かれていた。
いやあ、粋だねえ。(^O^)
よく見るとこれ、どうも手描きに見える。
手描き……に見えるんだけど
違うのかな? ちゃんと触って確かめればよかった。
手描きだとしたら、ここで描いたのか、どこかでタイルに描いてそれを貼ったのかも気になる。
手描きでないとしたら、そういうタイルが売ってるんだろうか。
ググッてみたら、似たようなものが世の中にはあることがわかった。
実家のお風呂にある、タイル6枚分の小さな富士山。私が生まれてこのかた、いちばん長時間眺めた絵はこれかもしれない。小学校の図工の宿題や、高校の美術部でせっせと描いていた風景画も、いま思えば完全にこの構図の影響を受けている。 pic.twitter.com/RPHD7I2cdN
— yukiko (@blanche1002) 2015年6月24日
あるいはこんなページがあった。
・タイルに絵を描く タイルに文字 タイルに転写 タイル壁 絵 アトリエ 製作
絵をタイルに転写するのか。
あるいはこんな動画があったり。
なるほどなるほど。
こういうタイルは普通に売ってるわけだ。
世の中知らんことが多いなあ……。
素晴らしい。(^O^)
……ところでこれ、富士山じゃないよね。
ググった中の画像にも見当たらない。
どこの山なんだろう?? わかる人います?
面白い記事をみつけた。
・なぜ銭湯に富士山? 原動力は意外な広告商法 (NIKKEI STYLE)
銭湯に富士山というのは東京の文化らしい。
確かにこちらの銭湯では見ることがないのかも。あまり覚えてないけど。
メディアを通して、「東京での常識」がまるで全国的な常識であるかのように刷り込まれた例だろうか。
昔、こんなエントリ(「架空のノスタルジー」)を書いたけど、それと似たようなものかもしれない。
突然食いたくなったものリスト:
- チョコパイ
本日のBGM:
僕と君のロックンロール /THE 夏の魔物
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