7日~13日の1週間、阿倍野近鉄で「第5回特選グルメ博覧会」というのをやっていた。
全国からいろんな名店が出店し販売するってことだから、イベントデパ地下というところだろうか。
私はこれを車吊り広告で見つけた。
こういうのに心動かされることはほとんどないのだが、今回は思いっきり動きまくった。
周富徳の炒飯の店が出ていると!!
「【神奈川】周富特の店
究極炒飯 1パック 735円(税込)」
しかも実演まであるという。
私は一度でいいから彼の炒飯が食ってみたかったのだ。
Q氏から聞いた話によると、撮影で彼の家に行ったカメラマンだったか誰だったかが、「炒飯でも食ってくか?」と言われてあり合わせで作ってくれた炒飯の味が忘れられん、と言ってたらしい。
別の人に聞いたところによると、岸朝子だったか『料理の鉄人』の審査員をしていた人が、「一番ウマかったのは?」と聞かれて「周富徳の炒飯」と答えたという。
こういう話を聞くと、ね、一度は食べたくなるものよ。
というわけで車吊り広告を見た電車を降りてすぐにQ氏に電話し、次の日一緒に行くことにした。
期待満々。(^O^)
当日行ってみると、確かにいるよ。周富徳。
おおおおおおおおおおおおおおお。
炒飯は既に作り置きしてあってパックされている。
周さんは接客をしている。
なんか、写真とかで見るよりおじいちゃんだった。(^^;;;
「周さん、今日は鍋振らんの?」
と声をかけてみると、炒飯のパックを指差して
「これだけまだあるんだから。なくならないとやらないよ」
「なくなったらやるん? いつ頃……」
とか言ってると、
「今そこで作るよ。見たい? 見ていきな」
と。ん? と周さんの指差す厨房を見ると、周さんの弟子なんだろうか? 結構いい年のおじさん(とはいえ周さんよりは若そう)が炒飯を作ろうとしている。どうやらこの人が作って周さんは接客という役回りのようだ。
この人がどんどん作っていったら、なくなるはずないじゃないか。(^^;
周さんは作らないのか。
ちょっと話が違う、と思ったのは事実。
しかしまあ思った以上におじいちゃんの周さんを見ると、これも仕方がないのかなとも。
体力があるお弟子さんが炒飯作って、顔が売れている周さんが売る。
自然な役割分担だ。
というわけで炒飯作り。
こういう職人技を撮るのはとても気持ちいい。
究極炒飯
(5.1MB aviファイル Xvid)
↑しかし凄いね。
一体、一度に何人前を作るのかと。(^O^)
あれだけのご飯を使うのにどうしてあんなにパラパラになるんだろう。
わけわからん。(^^;
だって、鍋は一度も振らずですよ。振ろうものならすぐに手首をいわせそうな気もするけれど。(プロなら肘か肩かな)
やっぱり火力なのか。
「ここで食べる?」
と周さん。
「うん。食べる」
と言うと、
「1人前、入れてあげて」
と指示。レジ係のおばちゃんには
「スプーン出してあげて」
と。よく見るとその場で食べてる人ってあんまりいない。
せっかくできたてがあるんだから食べればいいのになあ。
まあ私らはこの炒飯だけが目的に来てるけど他の人は違うもんね。(^O^)
究極炒飯(¥735)@周富徳の店
うまーーーい。
いやあ、やっぱりウマいわ。
派手な味つけではないし、味自体それほど濃くはないんだけども、その分職人技が光るというか、じわじわとウマい。味つけの仕方が絶妙だ。
凄いなあ。
周さんのはこれの20%増しで想像してみた。
周さんはグフですかそうですか。
この炒飯は確かに素晴らしかったが、同時に吉四六の焼飯が全国レベルであることも確認できた。
がっぷり四ツ。
いい勝負を見せていただきました。
しかも吉四六は1人前500円。示申。
いつか周さんの炒飯が食いたい。
陶器の器で。
周さん、それまで元気でいてね。
突然食いたくなったものリスト:
- フロマージュ1-2-3
本日のBGM:
痛み /桑原みどり
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