私は神社が好きなこともあり、初詣はだいたい複数の神社に行く。
そしてソースが好きなので、そこの屋台で使われているソースをやたら観察する。(^O^)
屋台とソースは非常に相性がいい。たこ焼き、いか焼き(丸焼きじゃなく大阪のやつね)、焼きそば、玉子せんべい……。
私が例年行っている神社は住吉大社。1月10日前後には今宮戎の十日戎に出向く。
この2社は参拝客がかなり多く、その分出ている屋台も多い。
そんな狭い観察範囲の知見ではあるけれど、屋台を見ていて思う最近のソースの傾向は、とにかく安普請だということ。
体感では、3割くらいがジェフダ(全日本外食流通サービス協会)、3割がタカラブネ(神戸物産/業務スーパー)、そして3割がオタフク。
ジェフダとタカラブネはかなり廉価なものだ。オタフクもおそらくさほど高くはないと思うが、こちらはブランド力を持っており、昔からよくある、調理台の前に誇らしげに並べるというディスプレイがなされることが多い。それに比べてジェフダとタカラブネはあまりそういう並べ方をされることがなく、むしろ後ろの方に隠して使われることが多いように思う。
この3ブランドで全体の9割、いやそれ以上を占めているのが現状だと思う。
昔はそこまでこの割合は高くはなかった。
このあたりは屋台を取り仕切っているところとの関係とかいろいろ事情はあるとは思うけども、そのへんの話は知らないので知らないまま書く。
で、そういう中でいいソースを使っている店を見つけるとうれしくなってしまう。
例えば今宮戎の十日戎では必ずビクトンソースを使う店がある。
建物のガレージも使っているのでそこの人たちが十日戎の時にだけ店を出すという、非プロなのかもしれない。
で、先日住吉大社の初詣でこれまた今時では珍しい、素敵な屋台を見つけた。

屋号は「
写真を見ていただくとわかるように、ばらソースとブラザーソースを使っている。これはお好み焼きの本場、神戸市長田区の定番のソースだ。
そばめしもここで生まれた。
そして長田区の名物はぼっかけ。牛すじとこんにゃくを出汁で煮込んだもの(すじこん)で、お好み焼き、焼きそばだけではなく、うどんやカレーにもぼっかけられる。
この屋台で売られているのはぼっかけ焼きそば。
ぼっかけもちゃんと別の鍋で作られている。
ばらソースとブラザーソースは長田区にある地ソース好きの聖地(^O^)(「ユリヤ」)まで出向いて買っているという(2人とも長田に住んでるそうだ)。
ちょっと話を訊くと、
「こういう形態なので麺にまでこだわれない。その分ソースにはこだわりたい」
と言っていた。
食べてみると……、他の屋台より断然うまい。\(^O^)/
これはいいなあ。
正直、他の屋台の焼きそばに比べて結構コスト高の商売だと思う。
屋台はその場限りの商売だ。だから衝動買いさせてしまえば勝ちという側面もあると思う。そんな中でちょっとでもいい物を出そうとしてくれてるのはうれしいじゃないか。
いや、ほんとはこれが普通なんじゃないかと思ったりもするけどね。
今年の今宮戎での十日戎にも店を出すそうだ。
是非探してまた食べたいと思う。
皆さんも食べてみてほしい。
屋号は「
うれしかったので宣伝しちゃう。
突然食いたくなったものリスト:
- シュークリーム
- エクレア
本日のBGM:
マホロバケーション /ももいろクローバーZ
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