ラーメン家系図

 年末に出た『Meets Reginal』別冊の麺ミーツ。京阪神の麺の店の特集として毎年年末に出版される。今冬は「ぞっこん! めんライフ。」とタイトルがつけられている。
※なお、前々回が「ときめき めんライフ。」で前回が「おかわり! めんライフ。」。
 この年末には例年より多くのラーメン雑誌が出たが、残念ながら面白いと思うものは少なかった。そんな中この本は相変わらず他の雑誌とは一線を画する気合いと実力を感じさせる。
 今年の特集で面白かったものの1つが、「チームめん。」という特集。

 圧倒的な「東高西低」と言われた1990年代を抜けて2000年代初頭から大きく胎動した関西ラーメン業界。その関西ラーメンの革新に大きく貢献したのは新世代のラーメン店主たちだった。そこからすでに10年が経ち、この“関西新世紀第一世代”とでもいえる店がその弟子たちの出店⇒安定の時期を迎えた。そして今ではこの世代を「元祖」とする「家系図」さえ描けるようになった。
 「チームめん。」特集では業界内での「子弟」関係を「チーム麺哲」「チームきんせい」「チーム東龍」……といった形で1チーム2~4ページを割いて紹介する。次代を担う世代のそれぞれの店主のプロフィールや店などにスポットライトを当てていて、店で見たあのニイちゃんはこんな想いで修行していたのかとか、読んでいて楽しい。チームの全ての店を巡って、その守・破・離を味わうのも一興かも。
 
 その内容をここでなぞるつもりはないが、この中で紹介されている「家系図」が興味深いので、メモ代わりに転載しておこうと思う。
 そしてもう1つ、昔同じような「家系図」を雑誌で見たことを思い出した。引っ張り出してみると、『KANSAI 1週間』(懐かしいねカンイチ)に、少し「家系図」があったのでこれも紹介したい。1999/10/26付だから、もう12年も前のものだ。
 
 約12年前のラーメン家系図と、これが描かれた時には影も形もなかった店が皆「発祥」に位置づけられる今の家系図。時の流れを感じながら眺めてみたい。
※「ぞっこん! めんライフ。」掲載の家系図の中で、この『KANSAI 1週間』発行(1999/10/26)当時に既に店を出していたのは無鉄砲(京終)のみ。
 


麺哲


きんせい


東龍


麺や 輝


龍旗信


無鉄砲


 チーム麺哲のところにこの12月に閉店した坊也哲が入っていないところが、ミーツらしいスキのなさだと思う。
 
 次は『KANSAI 1週間』(1999/10/26)に掲載されていた3つの家系図。どの元祖店も今も健在で、この12年間で家系図は横に縦にもっと広がっていることだろう。
 

ますたに


本家第一旭たかばし本店


井出商店


 後に大成功する来来亭の豆田社長はほそかわの常連客だったそうだ。
 
 二両半旭屋が同系列だったとはこれを読むまで知らなかったよなあ。
 

 こういうのこそPAPUAさんやメッチャさんがやると凄いのができるんだろうな。
 
 バンド相関図みたいで楽しいかもしれない。
 

 ミーツのことを「スキがない」と書いたけど、実はまあ、そういうわけでもないのだろう。
 いくら何でもこれを「ディスコグラフィ」はないよね。(^O^)
 

バイオグラフィかなあ


突然食いたくなったものリスト:

  • 紅白饅頭

本日のBGM:
Eyes Of A Stranger /QUEENSRYCHE





コメントを残す

メールアドレスは公開されません

CAPTCHA