野菜が「安全」だった時期というのは、いつですか?

 『中谷宇吉郎随筆集』(樋口敬二編/岩波書店)を読んだ。
 中谷宇吉郎は雪の研究で名高い物理学者で、寺田寅彦門下らしく、随筆もよくしている。中でも『科学の方法』(岩波書店)は名著の誉れも高く、私も先日やっと読んで、是非人に勧めたいと思う。

 内容そのものに「なるほど」と思うところも多く、またそれを出発点にいろんな思考を巡らせてくれるような、そんな材料が随所にちりばめられた、とても刺激的な文章を書く人だ。

 中には全文を紹介したいくらいの名随筆もあるが、中谷宇吉郎の著作権保護が切れるのが2年後ということで、いくつかやってみた全文文字起こしは青空文庫用に保管しておくことにする。(^O^)

 で、そういう”本流”の話とは別に、明治から昭和に生きた1人の日本人の証言として、時代性を感じさせる話ももちろんあるわけで、これは「科学」や中谷宇吉郎の研究とは直接関係ないけれど、これもまた興味深いところがたくさんあった。
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あなたは豚まん(肉まん)に何をつけて食べますか?

 私は豚まんには醤油+カラシをつけて食べる。
 これが普通だと思っていたんだけども(^^;、数ヶ所で聞いてみると案外いろんな人がいることが判った。

 どういうわけか私はどうも食べ物について「何かをつけて食べる」というのがデフォルトになっていて、だから多くの人が「何もつけない」と教えてくれたのがかなり衝撃だった。(^O^)
 あるいはウスターソースという答えも私の頭にはなかった答えなので、とても面白かった。

 というわけで、この際他の人にも聞いてみたいと思ってアンケートフォームを作ってみた。
 これを読んだ人は是非投票していってください。
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焼そばパン専用焼そばソース

 友人から「焼そばパン専用焼そばソース」なるものが存在するという情報が入ってきた。

 何そのピンポイントなソース。(^O^)

 もらった少ない情報からGoogleセンセイの力を借りて調べると、どうやらこれだろうとわかった。いい時代だなあ。

 それは鹿島憲一郎という人物が開発した「鹿島印大阪伝説焼そばソース」。
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つけ麺野郎@川西市

 昔、こんな話を読んだ(『JAF MATE』だったようだ)。

 3車線ほどある大きな道路の端っこに蛇などの模型を置く。
 みんなよけるのかと思いきや、ほとんどのクルマはそのまま轢いていったらしい。それどころか、一番遠い車線から2車線も車線変更してわざわざ轢きにきたり、銃で撃つ者までいたそうだ。(2ちゃんねるの記述にて記憶補填)

 わざわざそんなことするのは人間の性なのかもしれない。
 あるいは、
 

☆ オレはむしろウンコを踏みにいってたよ

── リリー・フランキー。

 
 なんて言葉もある。はたまた
 

☆ 悪趣味というのは、怖い落とし穴だ。落ちたら最後、もがけばもがくほど深みにはまる底なしでもある。

── ナンシー関『何もそこまで』より。

☆ 自分ながら悪趣味だとは思うのだが、いかんせん悪趣味は本人の努力で克服できるものではない。

── 小田嶋隆。Web日記「偉愚庵亭日乗」より。

 
 とか。
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酢豚@登龍軒

 久しぶりに登龍軒に行った。
 登龍軒といえば、私が今まで食べた中で一番おいしい酢豚を出す店だ。(「登龍軒の酢豚」とか「登龍軒でオンガク」とか)
 何度も書いているが、この店の酢豚の素晴らしいところは豚肉が柔らかいところ。私はこれまで(「高級」と言われるような店もちょっとだけ含めて*^_^*)いろんな店で酢豚を食べたが、こんなに軟らかい肉の酢豚を出すところはない。
 私にとっては不思議で仕方ないのだが、たいていの店は肉が固いのだ。きっとこの違いは仕込みの問題なんだと思う。
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映画(ビデオ)2本

 『麻雀放浪記』と『ヒルコ 妖怪ハンター』を見た。
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大門の大盤振舞焼。そして……

 以前、「オモニと大門、甲乙つけ難し」や「大門のメタボ焼」で紹介した大門
 今回の御紹介は「大盤振舞焼」。
 2000円也。(^O^)
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野郎どもっ!

 麺野郎のけっこう近くに、こんな店ができるようですよ。



麺処 つけ麺野郎


現在工事中


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調理パンのカオス

※この場合の「カオス」はもちろん通俗的な意味であって……(ry
 先日ある人と話をしていて、バウムクーヘンが好きだという話になった。
いろいろ盛り上がった途中で敢えて聞いてみたのだが、なんとその人は、バウムクーヘンの皮?を1枚ずつ剥がして食べるという、あの魅力的なやり方をかつて一度もやったことがないのだと!
 ……。
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らくだが死んだァ!?

 前のエントリのコメント欄で少し話題になった、落語の「らくだ」という演目の話。

 全体のストーリーは面倒くさいので「らくだ (落語) – Wikipedia」を読んでもらうとして、これのある一部分の話。
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平癒祈願

 「今日の家元」がなかなか更新されないと思ってたら、こんなことになってたとは。
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困難が技術を育てる

 この↓動画を見て、ちょっと衝撃を受けた。(^O^)

 なんじゃこの作り方。(^O^)
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知らなかった

 なんか、全然知らなかったのですが……。

 JR東日本の、信濃川からの不正取水の件。
 今日流れていたNHKで、「水量が戻った信濃川で川下りが行われています」みたいなのんびりしたニュースを見て、「水量が戻った」って何かあったの?とググってみたんですよ。そしたら……へええ、そういうことになっておったのですか。
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ウチのラーメンには「無化調」が入っています

 最近、いい新店に巡り会ってない。

 うまい店を再訪することはよくあるけども、一度書いたら次からはその繰り返しになるだけだから、再訪以降の店はよほどのことがないと面白くないから新たに書く気にならない。(最近のいくつかの店の新メニューについては何か書くかもしれないけど……)

 で、今回もまたネガティブな評価の話になって申し訳ない。

 これは別に私がことさらに「辛口」とかいうわけじゃなく、たまたまあまりいい評価ではない新店が重なったと思っていただけたら。

 ……ただ、ほめる店はやっぱりほめとかなくちゃいけないとは思ってるんだ。ネガティブ評価だけなら誰でもできるわけで。
 よくあるよね。人の好みにケチだけつけて、「だったらアンタのオススメは?」って聞かれて何も答えないってパターン。自分の方がケチつけられるのが嫌だから。
 そういうのは嫌なので、ほめる店もちゃんと書こうとは思ってる。

 ただ、今回はネガティブ。勘弁して。m(_ _)m
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自重しない化調

 現在、化学調味料について黒猫亭さんのところでお話ししている。

ラーメンだって作っちゃう(笑)

Do you know MSG?

(参考)
アイドルのエッチと、ラーメンのうま味(当ブログ)
短絡的なのはどっち?(当ブログ)

 黒猫亭さんのところの議論はなかなか面白い展開になってきたのだが、現時点で私はまだ考えがまとまらず、少し考えようかなという段階。

 長い話をしてきているので、興味があって、長文を読む根性のある人(^O^)は、覗いてみてください。
 これまでとは少し違う化学調味料論議になってると思う。

 ラーメンを語ろうとすれば化調の問題はどうしてもついて回るのだけども、これまであまり化調論議はされてなかったように思う。それはどうしても感情や「べき論」のような空中戦になりがちで、「肯定|否定」といった二分法的な陣営を形成してきた。この「議論」をあからさまに表現すれば、

「化学調味料づけの舌で味なんて語るなよ/そんな不健康なもの!」
「外食なんてどんなもんでも入ってるよバーカ/自然食だけ食ってろ」

 みたいな、お互い(そう、お互い)理性的な議論ができない状態だったからだ。
 だから化学調味料の議論は↑だけで終わってしまう。

 これは80年代後半に『美味しんぼ』が化学調味料のことを「ラーメンの恥部」と言って以来なのか、あるいはそれ以前からこういう問題意識があったのかは知らないが、このマンガが大きな影響を与えたのは間違いないだろう。


『美味しんぼ』38巻「ラーメン戦争」より

 少なくともラーメンと化学調味料についての議論は、それ以来まったく深化しなかったのではなかろうか。

 実際、「アイドルのエッチと、ラーメンのうま味」に貼られるリンク(今でもよく2chに貼られてる)のほぼすべてがその観点からのものだ。

 まぁあんまり大きなことを言うつもりはないのだけども、そういうのとは違う議論をしたいなと思って。

 これ読んでるラーメンブロガーさんやラーメン店さんとかも、御意見があれば書き込んでいただければ嬉しい。

Let’s 導入 つけ麺!(加筆アリ)

 で、コンサルの話。

 いろいろあるのだけれど、今回は「つけ麺の導入法」について。

 先日、「関西ラーメン産業展2009」に行ったら、今年もコンサルがたくさんブースを出していた。

 その中に、以前「つけ麺維新でつけ麺バブル」というエントリで紹介したDMを制作したコンサルもブースを出していた。

 ラーメン・うどん・そば・スパゲッティなど、麺類に特化したコンサルだそうだ。

 で、ラーメン業界といえば今はつけ麺ってことらしく、やたらつけ麺を押している。「業界初のつけ麺コンサル」だと。
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Screams From The Grave

 タイトルは知ってる人もなかなかいないアメリカのABATTOIRというバンドの曲タイトルなんだけども、そんなことは本題とあまり関係ない。(^O^)

 雨後のタケノコのようにポコポコと出来、あっという間に消えていったラーメンコンプレックス。

 例によって書類整理で出てきたので資料としてご紹介。(^O^)
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落語は一日にしてならず

 先日(2009/06/02)の日経の「文化」に桂春団治が「落語は一日にしてならず」という文章を寄せていた。

 戦後、父であり師匠でもある二代目春団治をはじめ、前世代が次々と他界し噺家が10人くらいになって「死んだ」とまで言われた上方落語界にあって、その復興に努め、後に「四天王」と呼ばれる4人(桂春団治、桂米朝、笑福亭松鶴、桂小文枝[後の文枝])に芽生えた連帯感などについて語っている。
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深い意味はないのだけれど

 落語の一部分。

●五代目桂文枝「大丸屋騒動」。
 

 俗に刀というのは二通りあるんだそうでございますが。身を守る刀と人を斬る刀。守る刀と切る刀、これはえらい違いでございまして。

 守る刀の代表的なのが正宗。切る刀の代表的なのが村正やそうですな。仮に正宗と村正をば、川のとこに置いときます。川上の方から笹の葉が流れてきますと、正宗の刀は笹が除けて通るそうでございますな。ところが村正の方は笹の方から切れていくんやそうです。

 まこれくらいの違いがあるんだそうですが。せやさかいに村正という刀はよう祟るんやそうです。徳川家康が危ない目に遭うたんが三遍とも、この村正やったんやそうですが。せやさかい徳川時代には村正という刀は持ってはならんといわれるようなお触れが回りまして。まそうなりますと、この、欲しがるもんですなぁ。これが人の常というやつですな。……

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カラス

 私は知らなかったんだけどもシートンは『シートン動物記』は書いてないんだってね。

 ……と言うとちょっと誤解を生むか。

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