関西マンホールサミット2015に行ってマンホール気分が盛り上がったので、昔ロンドンで撮った路上蓋をここにも貼っておこうと思う。
これは昔作って今でも残してる「旅先メモ」というページで紹介しているもの。2001年にロンドンに行った時の写真を残してるページだ。
ロンドンの路上蓋は直径30センチくらいで、人が入るものではないようだ。
だから「マンホールの蓋」というのもちょっと気が引ける。
ということで路上蓋と呼んでみる。
ロンドンでは鉄製品が日本とはちょっと違う扱いを受けているように思う。
産業革命以来の工業国としてのナニモノカだろうか。
ロンドンの町はすべて女王陛下の持ち物で、貴族がそれを999年契約で借り入れ、それを大企業が250年契約で貴族や企業に貸し、それを99年契約で企業や個人が借りる……とか何とか聞いたことがある。本当かどうかは知らないが。(そういえばイギリスによる香港の租借権も99年だった。100年ではなく99年ってのはイギリス人にとって何か特別な意味があるのだろうか)
そのためだろうか、ロンドンは古い建物がかなり多い。内装は新しくても、外観は古いものが残っている。地震があまりないんだろうな。
郊外でも住宅地はガワは古く、その反動なのか、彼らはやたら模様替えが好きなようだ。
街を歩いていると、窓枠にペンキを塗っていたりといった家をよく目にする。

街を歩いているとこういう風景をよく見る
で、きっとそういう需要にも支えられてか、鉄製のきれいな作り物がたくさんある。
例えばドアノブとか、庭の柵だとか。
側溝の蓋といった量産品でさえ、かなり凝った細工が施されている。
ドアノブなんて、日本だと味気ない量産品で、廃棄する時もドアからそれだけを外して再利用するようなことはない。
しかしロンドンではどうやらそういうことが普通のようだった。
おそらくこういうものの中古市場も発達しているんだと思う。
路上蓋はさすがに個人のものではないだろうけども、そういう、工業製品としての流れの本流にいる気がする。
ロンドンで撮った鉄製のいろんなものを、その旅行で撮った写真を引っ張り出してちょっと並べてみよう。

実際、ロンドンのSCIENCE MUSEUMでは数多くの工業製品の展示物の中にこうやって展示されていた。

ロンドンのSCIENCE MUSEUMにあった路上蓋
あるいは路上蓋は工業都市ロンドンをある意味象徴するものなのかもしれない、とか思ったりする。
前置きが長くなったが、2001年にロンドンで収集した路上蓋。
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ついでだからSCIENCE MUSEUMの写真を3枚ほど。

なんか、ワクワクしちゃわない?(^O^)
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