ジージャンの襟を補修

 私はHMが好きで、昔はよくライブに行った。
 
 ライブに来る人はだいたいHMバンドのTシャツを着てくる。
 
 知らない人はHMファッションをどう捉えているのかよくわからないけど、少なくとも80年代、金属チャラチャラとかは「イメージ」としてはあったけど、実際にやってる人はあんまりいなかった。アクセサリー系が多いのはロンドンパンクやグラムロック⇒ヴィジュアル系といったイメージだった。ただ、これもライブに来るファン層までそんなファッションだったかはよくわからない

 今はかなりのオールドファッションなのだろうけど、昔はHMファンの1つの典型的な服装として、ジーパン・バンドTシャツ・ジージャン(革ジャン)というのがあった。(夏はジーパン・バンドTシャツのみ)
 
 革ジャンはライダースジャケットが多かった。
 ジージャンは、そのまんまか、バンドのパッチ(ワッペン)をたくさん縫い付けたもの。
 
 私も後者をよく着てライブに行っていた。
 いや、ライブだけじゃなく普段も着てたかな。
 
 このパッチ付きジージャン、たいていは買ってきたパッチやバッジをつける。
 それっぽい既成品もあったけど、好きなバンドのパッチをつけるのがいいわけだから、どうしてもカスタムメイド……自分でやるってことになる。
 
 パッチそのものも、今だとネットで探せばパッチを作ってくれる業者も簡単に見つかるのだけど、昔はネットもなかったし、そもそもそんなものを業者にやってもらうという発想がなかった。
 
 というわけで、買ってきたパッチを、自分で縫い付けることになる。
 
 私もそうした。ただ、もうちょっと工夫して、バンドロゴを直接ジージャンに刺繍した。
 
 もちろん素人だし、そのやり方を知ってるわけでもない。刺繍機能付きのミシンだって当時はなかった。(工業用とかはもちろんあっただろうけど)
 あったところでそれをわざわざ買うこともなかったけど。
 
 というわけで、やり方を考えて自己流でやっていた。
 手縫いはあまりに労力がかかるので、ミシンで。
 
 とはいえミシンといえども結構な労力がかかる。
 こういうのはイキオイとかいろいろが作用するもので、さすがにもうそんなことをする元気はない。
 
 あの頃は元気だったなぁ。(^^;
 
 自分用にも作ったし、友人に頼まれて作ったこともある。
 HEATHENとかOMENとか、それはさすがにどこ行っても売ってないだろう(^^;;というやつも。(だからこそ彼は私に頼んだわけだけども)
 
 で、自分の手元に残っているのが1着ある。今でもたまに着る。
 
 そのジージャン、今では年季が入ってしまい、襟の部分がこすれて破れてしまっている。
 この状態のままずっと着ていたのだけど、たまたまジーパンの穴あきを補修をしようとミシンを触ったので、ついでにこれも補修した。
 
 ジージャンの襟は、こんな↓感じになっていた。


襟が破れている。刺繍はMANOWARというアメリカのバンド


色が白いのは、ケミカルウォッシュ加工の生地だから


 プロならこれをきれいに補修するのだろうけども、私は一番簡単な方法をとる。(^O^)
 
 襟の部分を切り離して、ひっくり返してまたくっつける。
 
 このやり方は、大昔に『POPEYE』で読んだ。その時はネルシャツだったかダンガリーシャツだったかの話だったけど、まあさほど変わらないだろうと。
 
 このやり方でいけるだろう。

糸を切って、切り離す

 こいつをひっくり返すのだけども、見えないとはいえ破れたままというのもあんまり気分はよくないので、穴を塞ぐ。

当て布を入れ、まず破れの周りを縫う

 ここから本当は「ミシンたたき」といって、よくある、ミシンで破れ目を横断するようにジグザグに縫っていくのだけども、今回はそこまでやらなかった。

繊維と同じ方向に縫う。かなり縫いが少ない(^^;;


もっと似たような色の当て布を使って、似たような色の糸で繊維か色落ちの方向に縫えば糸は目立たない……はず


 結構スカスカ。(^^;;
 これでどのくらいの耐久性があるのかよくわからない。
 もし問題があればもう一度やればいいかなあと。
 当て布も、もうちょっと似た色があればよかったんだけど(逆に、ほんのちょっと見えると楽しいような変わった生地を使ってもよかった)。
 でもあんまり見えない部分のはずだから、あんまり気にしない。
 
 こいつをひっくり返してまた本体に縫い付ければ完成。……のはずだったんだけど。
 
 途中まで縫い付けてから気がついた。
 
 長さが合わないよ(>_<)

襟の方が短い

 むむむむ。
 
 糸をほどいてもう1度やったが、やっぱり合わなかった。
 
 結局、本体の方を少しまとめ気味にして長さを合わせると服が立体的になることがわかった。なるほど、こういうふうに作ってたんだなあ。
 服飾とか少し勉強してたら(あるいはちゃんとネットで予習していれば)簡単にわかったことかもしれない。経験は大切だ。

で、こうなった

 真ん中(MANOWARロゴの真ん中上部)に小さな当て布があるのは、この部分が薄くなっていたのでついでに補強したもの。
 
 これで、あと10年は戦える。かもしれん。

 見てのとおりこのジージャンは今となってはダサダサのケミカルウォッシュ加工のものなんだけど、刺繍があるからね。愛着もあるし。

 せっかくネット時代だからいろいろ調べてみればいいものを、あまりそういうのも参考にせずに突っ走ったので知ってる人から見ればアレな部分も多いだろうとは思う。
 これはいずれまた似たようなことをする時の自分のためのメモとして上げておく。

 しかし最近のミシンはいいなあ。
 糸通しなんて、ガチャンってやったらすぐだよ。
 下糸も簡単。
 縫い終わった後に上糸と下糸を自動的に切る機能まである。

 ついでに。
 
 パッチそのものを自作するのは難しいのでやる人なんていなかったけど、どういうわけか(^^;、私は1つだけ作った。
 今見ても素人感丸出しでアレなんだけども。
 
 これ↓。

沖縄のバンド「紫」

 昔つけたっきりだから、くっつけてる糸が切れてめくれ上がってる。
 ついでにこれも直そう。

外してみた。

 「紫」の文字の部分がうねってるのは、台にした生地がゴムの入った伸びる布だったから。間抜けなことだ。これを外したのは、この機会にこのうねりをもうちょっと何とかしたいなと。

ペットボトルを少し切って、「紫」の部分に裏から縫い付けた

 硬さがそこそこあって、針が通るもの……と考えて、ペットボトルの素材を選んだ。

もう1度貼り付ける

 こんな感じ。長方形にならず右下が横にびよ~んとなってるのも、伸びる生地を使ってしまったから。間抜けなことだ
 ちなみにこれの手本がこれ↓。




突然食いたくなったものリスト:

  • 大門のお好み焼き

本日のBGM:
Rock and Roll Nightmare /紫
Double Dealing Woman /紫






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