哲麺というラーメンチェーン店がある。
関西では知名度がないが、関東の巨大お好み焼きチェーン「道とん堀」を運営する会社が手がける大規模なラーメンチェーンだ(店舗ごとに「○代目」と名前が付いており、2012/08/21現在、サイトでは「三十九代目」が確認できる)。
大阪には「大阪を代表する」という冠がつけられることがあるほどの有名店として、「麺哲」が存在する。奇妙な偶然(^O^)とはいえ、ややこしい名前ではある。
哲麺については2年ほど前の「素敵な偶然」などのエントリで触れた。悪趣味だといわれながらも。(^O^)
このエントリを書いてからも哲麺の大阪進出はなかなか実現されなかった。
このネーミングがネックになったのかどうかはわからない。
とはいえ決して弱気になっているわけではなく、関西ラーメン産業展にも出展し、関西でも積極的にFC加盟店を募集している。
その哲麺が、やっと大阪(というか、関西)初進出を果たした。
それが32代目 哲麺 道頓堀店。同チェーン大阪1号店。
2011年12月1日、つまり去年の年末にオープンしたわけだ。
2011年12月26日撮影
開店祝いの花が残っている
これだけ長い時間をかけて、やっとこさの関西進出。
ネーミングの問題も知らないはずはない。
にもかかわらず、名前を変えずに大阪の中心地(だとおそらく大阪以外の人は思っている)の道頓堀に出店。
実はこの店のすぐ近く、道頓堀をちょっと西に行くと、道とん堀 大阪本店がある。
道頓堀にある道とん堀 大阪本店。
2007年、大阪の「千房」と京都の「わらい」の間に鳴り物入りで進出。
「哲麺」チェーンのフランチャイザー「道とん堀」が手がけるお好み焼きチェーンの大阪本店だ。その住所は「大阪市中央区道頓堀1-5-5 道とん堀大阪本店ビル」。つまり自社ビル。まさに同フランチャイズチェーンの大阪でのフラッグシップ店といえる。関西における「道とん堀のお膝元」と言ってもいいだろう。
ここに、グループの中核を担うチェーン店の関西第1号店がオープンしたわけだ(同社が手がけるブランドは現在のところ「道とん堀」と「哲麺」の2つのみ)。
となると、「満を持して」の出店だと思うよねきっと。どうかな?
うん。
にもかかわらず。
今年の3月には既に閉店してしまった。>_<
開店期間ほぼ3ヵ月。見切りが早いよ。prz
サイトでは「移転のため一時休業」、食べログでは「掲載保留」となっているが、半年経った今でも状況は変わっていない。現在、跡地にはたこ焼屋が入っているという話だ。
ったく、何やってるんだろうねえ、道とん堀。
実はこの場所はこういうことが繰り返されていて、このちょうど1年前にも笑福 道頓堀店が2010年12月開店⇒2011年2月閉店という全く同じ道を辿っている。
この有様を、道とん堀 大阪本店は知っているはずなのだ(知らんでどうする)。
ねえ。
ほんとに。
写真は撮ったが、結局食べず終いとなってしまった。
とても後悔している。
参考のために、哲麺のフランチャイズ・のれん分けの「開業までの流れ」の一部を。
この部分はFC、のれん分け共に同じ。
「物件調査」「出店物件商圏データー」「売上予測調査」はもちろん入っている。
これはまぁどうでもいい話だけれども、哲麺チェーンのサイトにある
「人間道場「哲麺」。ラーメン哲学を追求中。」
というコピーは、「追求」ではなく「追究」だろうなあ、ほんとは。
突然食いたくなったものリスト:
- オムライス
本日のBGM:
DOWN TOWN BOY /小泉今日子
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